手芸作家として活躍する酒向志保さんですが、子どもの頃は家庭科があまり得意ではなかったのだそう。パジャマ作りの課題ではミシンが苦手で、こっそり友達にやってもらったことも。そんな酒向さんが手芸を始めたのは息子さんの授乳期に、夜中に目が覚めて寝付けなくなり、手元にあった端切れを使って小さなピンクッションを作ったのがきっかけ。
その後は、ランプ作家の旦那さんの影響もあり、何かを作り出すことが楽しくなったのだそう。子育てをしながら自分の時間がもてないお母さんの気持ちを考えて「忙しい毎日の中で、少しでもほっとしてもらえるような楽しい作品を作りたい。また、コストをできるだけかけずにというのも大切ですよね(笑)」。「季節や生活を感じながら、いろいろな素材で作品を作りたい」という酒向さんのアイデアの素は図書館にあると言います。「いろいろなジャンルの、たくさんの本を見ることがインスピレーションにつながります」とのこと。忙しい毎日を送りながらもアイデアをブラッシュアップし、楽しい作品を作り続けてくれています。
家庭科は不得手でしたが、嫌いではなかったんですよね。なのに、うまくできなくて…。今振り返ってみれば、ちょっとだけ丁寧に作業をしてみたら、効率がよくなったり上手にできるようになっていったように思います。初心者の方でしたら上手く作ることよりも、まずは自分の時間を楽しむことを第一に、手作りすることをおすすしたいです。
野木陽子
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「小さい頃、家庭科は苦手でした。でも、作るって楽しいんですよね」
手芸作家として活躍する酒向志保さんですが、子どもの頃は家庭科があまり得意ではなかったのだそう。パジャマ作りの課題ではミシンが苦手で、こっそり友達にやってもらったことも。そんな酒向さんが手芸を始めたのは息子さんの授乳期に、夜中に目が覚めて寝付けなくなり、手元にあった端切れを使って小さなピンクッションを作ったのがきっかけ。
その後は、ランプ作家の旦那さんの影響もあり、何かを作り出すことが楽しくなったのだそう。子育てをしながら自分の時間がもてないお母さんの気持ちを考えて「忙しい毎日の中で、少しでもほっとしてもらえるような楽しい作品を作りたい。また、コストをできるだけかけずにというのも大切ですよね(笑)」。「季節や生活を感じながら、いろいろな素材で作品を作りたい」という酒向さんのアイデアの素は図書館にあると言います。「いろいろなジャンルの、たくさんの本を見ることがインスピレーションにつながります」とのこと。忙しい毎日を送りながらもアイデアをブラッシュアップし、楽しい作品を作り続けてくれています。
手芸・ソーイング初心者への酒向志保さんからのメッセージ
家庭科は不得手でしたが、嫌いではなかったんですよね。なのに、うまくできなくて…。今振り返ってみれば、ちょっとだけ丁寧に作業をしてみたら、効率がよくなったり上手にできるようになっていったように思います。初心者の方でしたら上手く作ることよりも、まずは自分の時間を楽しむことを第一に、手作りすることをおすすしたいです。