水仕事が楽しくなる!「シュシュみたいなアームカバー」

sg_013p05_03

水仕事のときに便利なアームカバーを、おしゃれなデザインで作ってみました。外布にはさらさらした手触りのリネン地を使い、内布にはギンガムチェックの木綿地を使っています。ふたつの布を合わせて、ゴム通しを作り、縫い合わせるだけ。ゴムを通せばOKという、とても簡単に作れるアームカバーです。そで口をしっかりカバーしてくれる割に、装着感が少ないので、水仕事をするのが楽しくなりそうです。これがあれば、親しい友人を招いてのお料理パーティーも盛り上がりそうですね。

「シュシュみたいなアームカバー」の作り方

【作り方】(1組分)
外布(リネン地/ベージュ)、内布(木綿地/黄緑のギンガムチェック)40cm×12cmを各2枚
幅0.6cmの平ゴム 20cmを4本
25番刺しゅう糸(こげ茶)、ミシン、ミシン糸(上糸/ベージュ、下糸/白)、まち針、刺しゅう針、縫い針、定規、ペン型チャコ(消えるタイプ)、手芸用複写紙、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、ゴム通し

【作り方】
※単位はcm。
1.外布の表側に、それぞれ好みで刺しゅうをする。
P16_念_03

2.外布2枚のそれぞれ左右の端を、1cmずつ裏側に折り、アイロンで押さえる。内布2枚のそれぞれの左右の端も、同様に折ってアイロンで押さえる。
P16_念_07

3.6まで同様にして2個作る。2の外布1枚と内布1枚を中表(布の表側どうしを合わせる)に重ね、上下の1cm内側を、それぞれ縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
P16_念_10

 

4.ゴム通しを縫う。
①表に返し、アイロンで形を整え、上下の端を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
②図のように、ゴム通し部分を2本縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
P16_念_12

 

5.4の左右の端を合わせ、外布の端どうしを、上から下へはしご縫いで縫い合わせる。
P16_念_15

 

6.外と内を返し、5に続けて、内布の端どうしを縫い止まり(ゴム通し部分)まで、はしご縫いで縫い合わせる。縫い残した部分(ゴム通し口)から、それぞれ1本ずつゴムを通し、端どうしを2回結ぶ。
P16_念_18

 

素肌に優しいアロマで手を守る

毎日の水仕事で酷使する手は手荒れを起こしがち。手がカサカサしてしまうのは、熱いお湯や食器用洗剤で手の皮脂が洗い流されてしまい、余計に水分が蒸発して乾燥してしまうことが主な原因なのだそうです。しっかりと保湿を心がけましょう。手のカサカサが気になるときには、ハンドクリームをぬってゴム手袋をはめて、お湯で食器洗いをするといいのだそう。食器を洗っている間にハンドクリームが浸透して、手がツルツルになるのだとか。
好みのハンドクリームを見つけてもいいですし、効き目だけでなく香りも自分好みにこだわりたいなら、アロマでハンドクリームを作ってみるのもおすすめです。カモミールやゼラニウムのほか、爽やかな香りが魅力のマンダリンやレモンなどの柑橘系、ヒノキやシダーウッドなど樹木系のオイルも手のケアとともに香りで気持ちが落ち着きます。ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、ベースとなるオイルに好きな香りのアロマオイルを数滴たらして優しく手をマッサージしてあげましょう。ミツバチの巣から採れるワックス、ミツロウにアロマオイルを混ぜて天然の保湿クリームを作ってもいいですね。
柑橘系のアロマオイルの中には素肌に塗ったあとに直射日光に当たるとシミになる光毒性のあるものがあるので、朝アロマオイルでハンドケアをするときには注意が必要です。

 

 

 

この作品は、2010年2月号『はんど&はあと』P13、16の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:杉野未央子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る