手作りなんでも相談室Vol.5 教えて!布目の「方向」と「表裏」

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いざソーイングを始めると、糸や針の選び方、ミシンの上手な使い方…わからないことがいっぱいですよね。そこでソーイング初心者から寄せられた疑問に、手芸家のせばたやすこさんが答えてくれました。これで布小物や洋服作りから子どもの園グッズまで、どんどんチャレンジできますよ!

今回の疑問は「布目の方向と表裏」です。

Q1.布目の「方向」と「表裏」がわかりません。
布を見ても、布目の方向がわかりません。また、布の表と裏がわかりにくいものはどうやって判断したらよいですか?

A.布の耳の部分を見ればわかります。
両方とも、布の耳の部分(ほつれないように加工してある布の両端部分)で判断します。布は、縦糸方向(耳と平行)より、横糸方向にのびる特性があるので、バッグの持ち手などは、裁ち方の方向によっては、でき上がったものを使っているうちに、形がゆがんできたり、伸びてきてしまうこともあるので注意しましょう。

 

布目の方向の見分け方
耳の部分は、縦糸と平行なので、耳に沿っているのが、縦方向になります。耳を切り落としている場合は、布を、織り糸に沿って軽く縦方向と横方向に引っぱってみて、のびにくい方が縦方向です。
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布の表と裏の見分け方
耳に、文字が正しく読める側a 、染料が色別にはっきりとプリントされている側b 、針穴が浮き上がっている側c がそれぞれ表側になります。耳がなく、表裏の差がない場合は、どちらの面を表として使っても問題はありません。

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この内容は、2012年4月号『はんど&はあと』P76の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
監修:せばたやすこ http://nelie-rubina.com/

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