手作りなんでも相談室Vol.8 教えて!ぐし縫いをするときの疑問

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「自分時間を楽しみたい」「子どもの保育園・幼稚園グッズを手作りしたい」と、針と糸を手にしてみたものの、いざ始めてみるとわからないことがいっぱい!そんなソーイング初心者さんから寄せられた疑問に、手芸家のせばたやすこさんが答えます。

 

今回の疑問は「ぐし縫いをするときの疑問」です。

Q1.ぐし縫いの返し縫いは? 途中で糸が足りなくなったときは?
ミシン縫いだと、返し縫いをしますが、ぐし縫いのときには返し縫いをしなくてもよいのでしょうか?また、ぐし縫いをしている途中で糸が足りなくなって新しく足す場合に、よい方法はありますか?

A.それぞれに方法があります。
手縫いでは、縫い始めと縫い終わりに角がある場合、でき上がり線をまたぐように、ひと針分を返し縫いしてください。また、途中で糸を足す場合は、新しい糸は前の糸で作った玉留めをまたぐように、半針分手前から縫い始めると安心です。

 

ぐし縫いの縫い始めと縫い終わりの返し縫い
1.針に糸を通して玉結びをし、布端に針を入れる。でき上がり線の0.1〜0.2cm先までぐし縫いをし、針を出す(★)。ひと針分戻して針を入れる。
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2.1で針を出した位置(★)にもう一度針を出す。続けてぐし縫いで縫い進める
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3.縫い終わり側のでき上がり線の0.1〜0.2cm先までぐし縫いをし、針を出す(☆)。ひと針分戻して針を入れ、針を出した位置(☆)にもう一度針を出す。布端までぐし縫いをし、玉留めをする。
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※角がなく、布の端から端まで縫う場合は、布端でひと針分返し縫いをする。

 

ぐし縫いの途中で糸が足りなくなったら
針に通している糸の残りが10cmくらいになったら、玉留めをして糸を切る。針に、新しい糸を通して玉結びをし、玉留めの位置と手前の縫い目の端との間に針を入れる。ひと針分先に針を出して、縫い進める。
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この内容は、2012年7月号『はんど&はあと』P71の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
監修:せばたやすこ http://nelie-rubina.com/

 

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