ダイニングテーブルをすっきり片付ける バッグみたいなリモコン入れの作り方

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食後にテレビを見ながらお茶をしたりお酒を飲んだり、子どもが宿題をしたりと、ダイニングテーブルは食事の時以外にも座る機会の多い場所ですね。また、ダイニングエリアの真ん中にあるから、テーブルの上にもさまざまな物が集まってしまうというお宅も多いのでは。食事の時にはお箸やフォークのほか調味料、くつろぐときにはテレビのリモコン、子どもが宿題を始めたら筆記用具…。「明日も使うから」と、ついつい放置してしまいがちですが、食事のときやお茶の時間は、すっきりと片付いたテーブルでくつろぎたいものです。

 

バッグみたいなリモコン入れでさっと片付け

そんなダイニングテーブルで活躍しそうなのがこの「バッグみたいなリモコン入れ」。テレビのリモコンは無機質なデザインなので、せっかくダイニングをナチュラルテイストにまとめてもリモコンを置くだけでその雰囲気が台無しですね。また、子どもが宿題をするときにはペンやものさしのほか、ハサミやノリが必要なこともあり、テーブルの上に散らかりがちです。そこで、こんな布製のケースがあればダイニングの雰囲気もこわさず、テーブルの上がすっきりと片付きます。また持ち手がついているので、移動させるときも楽ちん。フックにひっかけることもできますから、収納グッズとしても優秀です。このケースに片付けることを習慣にしておけば、突然お客様が来てもすぐに片付けができるから便利ですね。

また、大きさを揃えていくつか作れば、お箸やフォークなどを入れるカトラリーケースとしても重宝しそうです。ほかにも、買い物のレシートを一時的に置いておく場所や、使いかけの調味料の置き場など、「少しの間だけの保管場所」として使うこともできそう。片付けが苦手な人でも、楽しく整理整頓ができるようになりそうですね。

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バッグみたいなリモコン入れの作り方

【材料・道具】
・外布・底:帆布(11号/生成り) 41cm×22cm
・外布・側面:木綿地(生成りに水色と茶色の水玉) 41cm× 6cmを2枚
・内布:帆布(11号/生成り) 41cm×30cm
・持ち手布:帆布(11号/生成り) 26cm× 4cmを2枚
・直径0.7cmのボタン(こげ茶) 4個
・好みのタグ 約2.2cm×1cm
定規、ペン型チャコ、アイロン、アイロン台、まち針、ミシン、ミシン糸(生成り)、糸切りばさみ、縫い針、ボタンつけ糸(水色)、裁ちばさみ

 

【作り方】
※単位はcm。
1.外布と内布それぞれの裏側の、1cm内側にでき上がり線を引く。

 

2.持ち手を作る。持ち手布2枚それぞれを、図のよう に突き合わせに折り、さらに半分に折って上下を縫う。
P23念_06

 

3.外布・底と外布・側面2枚を図のように中表(布の表側どうしを合わせる)にし、2の持ち手をはさんで縫う。
P23念_132

 

4.外布を作る。

3を開いて、縫い代を外布・底側に倒してアイロンで押さえ、はぎ目の際を縫う。
②持ち手と外布・側面を縫いとめるようにして、ボタンをつける。
③図の位置にタグを縫いつける。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
P23念_192

 

5.4を中表に折り、両わきを縫う。縫い代を割る。
P23念_012

 

6.5の下の角2か所(♦)を、わきのはぎ目と底中央を合わせて三角形に折り、マチを縫う。先端をカットして、2枚一緒にジグザグミシンをかける。
※マチの縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。
P23念_042

 

7.内布を、5と同様に中表に折り、両わきを縫う。下の角2か所(♢)は、6と同様に作業してマチを作る。
P23念_092

 

8.外布と内布を合わせる。
①外布と内布それぞれの上端を、1cm裏側に折る。
②外布を表に返して形を整え、外布の中に内布を入れて、わきどうしと入れ口どうしを合わせる。
③入れ口を、持ち手を避けて、ぐるりと1周縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
P23念_162

 

 

 

この作品は、2011年5月号『はんど&はあと』P18、23の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:杉野未央子(すぎのみおこ)http://blog.goo.ne.jp/komihinata

 

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