キャラメルナッツがアクセントの「キャラメルバナナケーキ」の作り方

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いつものバナナケーキにひと手間加えて、おしゃれな焼き菓子を作ってみませんか。今回紹介するのは、キャラメルナッツをアクセントにした、バナナケーキの作り方です。最初にグラニュー糖とスライスアーモンドでキャラメルナッツを作り、生地の真ん中に挟み込んで焼き上げます。最後の仕上げに生クリームとキャラメルナッツを飾ってできあがり。お客さんに出せば「カフェメニューみたい!」と喜ばれること間違いありません。

甘いケーキに合わせるドリンクはミントティーがおすすめ。ティーポットに紅茶を作って、カップに注ぐ前にポットにミントの葉をひとつかみ入れるだけです。軽く混ぜれば、ミントの爽やかな香りが鼻をくすぐります。

 

「キャラメルバナナケーキ」の作り方

【材料】(18cm丸型1台分)
キャラメルナッツ
・グラニュー糖…50g
・湯…小さじ1
・スライスアーモンド…50g
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生地
・バター…120g
・砂糖…90g
・卵…120g(約2個)
・薄力粉…200g
・ベーキングパウダー…小さじ2
・バナナ…2本(約220g)
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・生クリーム…適量

 

【下準備】
●すべての材料を室温に戻す。
●薄力粉とベーキングパウダーを合わせる。
●型の底と側面にオーブンペーパーを敷く。
●オーブンを170°Cに予熱する。

 

【作り方】
1.キャラメルナッツを作る。鍋にグラニュー糖と湯を入れ、弱火にかける。

 

2.グラニュー糖が溶けて薄茶色に色づいたら、火を止める。スライスアーモンドを加え、木ベらで和え、オーブンペーパーの上に広げて冷ましておく(a)。

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3.生地を作る。バターをボウルに入れ、ゴムベらでクリーム状に練る。次に砂糖を加え、空気を含ませながら泡立て器で混ぜる。

 

4.ほぐした卵を数回に分けて3に加え、そのつど分離しないようによく混ぜ合わせる。

 

5.合わせた粉類の半量を、ふるいながら4に加え、ゴムべらで混ぜ合わせる。

 

6.バナナ160g(果肉約1本半分)を別のボウルに入れ、フォークでつぶしてピューレ状にする。これを5に入れ、さらに残りの粉をふるいながら加え、ゴムベらで混ぜ合わせる。

 

7.型に生地を半量流し入れ、2のキャラメルナッツを砕いて散らす(b)。残りの生地を、上からかぶせるように流し入れる。
※ キャラメルナッツは、飾り用に少し残しておく。

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8.残りのバナナ(約1/2本分)を、2mm厚さにスライスする。7の上にスライスしたバナナを散らし、170°Cに熱したオーブンで約45分焼く。

 

9.焼き上がったら、金網などの上に取り出す。好みのサイズに切り分け、六分立て(すくったときに、とろりとたれるくらい)にした生クリームと、残しておいたキャラメルナッツを添える。

 

 

 

お菓子作りの名脇役ナッツ

アーモンドに代表されるナッツ類は、香ばしさと食感を与え、洋菓子作りには欠かせない存在です。ナッツは植物がこれから成長をするための栄養がぎっしり詰まった種子の部分。脂肪分が豊富で、良質のたんぱく質やミネラルが含まれています。アーモンドは西アジアが原産地と言われていて、12~3月頃に桜にそっくりの花を咲かせます。ちなみにアーモンドの一大産地といえばアメリカのカリフォルニア。次いでスペインやイタリアでも多く生産されているそうです。

お店では粒のままのほか、スライスしたものやパウダー状のものなど、加工されたものも多く売られています。作るお菓子の用途に合わせて、適当なものを選ぶといいですね。また脂肪分を多く含むナッツは、酸化しやすいので注意が必要です。開封したらなるべく早めに使い切るようにしましょう。

 

 

 

この作品は、2006年5月号『はんど&はあと』P11の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:本間節子

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