衣装ケースの中をすっきり整理!布でボックスインボックスを作る

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収納スペースによって数を組み合わせられる、収納ケースボックス。オフシーズンの衣類を片づけておく場所としてはもちろん、毎日の衣類の整理に役立てているという人も多いのでは?そんな便利な収納ボックスですが、いくつか収納ボックスを重ねて使う場合には、どの引き出しだしに何を入れたかを忘れて「あのTシャツ、どこにしまったかしら」と探す羽目に。また収納ボックスの引き出しの中のスペースに仕切りがないので、ともすれば収納ボックスの中は衣類がぐちゃぐちゃに詰め込まれている、なんてことになりがち。賢い収納ケースボックスの使い方はまず、ボックスごとにどんなアイテムを片づけるかを最初に決めておくことが大切なようです。その時に、Tシャツのボックス、はおりもののボックスというように、アイテムごとに片づける方法でもいいですし、カジュアル系、仕事用のかっちり系、というように使うシーン別に引き出しを分けてもいいかもしれません。

また、下着や靴下、ハンカチなどの小さいアイテムは、やっぱり仕切りがあったほうがきれいに片づきますね。空の空き箱や100円ショップで購入できる透明ケースなどを利用してもいいですが、ここでは、収納ボックスの中で使える布製ボックスの作り方を紹介しましょう。型紙も不要ですし、ミシンも直線縫いですのでソーイング初心者さんでも安心です。外布と内布を用意して底を作って縫い合わせていくだけ。外布と内布のテイストを合わせて、好きな雰囲気の整理ボックスを作ってくださいね。

 

衣装ケース用BOXの作り方

【材料・道具】(小4個、大2個分)
・外布(帆布11号/水色) 小:29cm×58cmを4枚 大:41cm×70cmを2枚
・内布(綿麻混紡地/好みのもの) 小:29cm×58cmを4枚 大:41cm×70cmを2枚
ミシン糸(白)、ミシン、裁ちばさみ、糸切りばさみ、まち針、ペン型チャコ、定規、アイロン、アイロン台

【使用した衣装ケースの寸法】
・外寸/幅39cm×奥行き53cm×高さ23cm
・内寸/幅33.7cm×奥行き48.4cm×高さ18cm

【作り方】(各1個分)
※単位はcm。
※基本は小。[ ]内は大。指定以外は共通。
1.外布を縫う。
①外布の裏側の、周囲の内側1cmに、でき上がり線を引く。中表(布の表側どうしを合わせる)に半分に折り、両わきを縫う。
②両わきの縫い代をそれぞれ割ってアイロンで押さえ、角を折ってマチを縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。
③両わきの角を縫い目から1cm残してカットする。

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④布端に、2枚一緒にジグザグミシンをかける。
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2.内布も1と同様に作業する。
3.1を表に返し、入れ口の縫い代を裏側に折り、アイロンで押さえる。

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4.2の入れ口の縫い代を裏側に折り、アイロンで押さえる。

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5.3の内側に4を入れ、図のように入れ口をぐるりと1周縫う。
※縫い始めと縫い終わりは縫い目を重ねる。
※使用するときは、入れ口側を外側に折り返して、高さを調節する。

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衣装ケース用BOXの使い方

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お部屋の片づけ用ボックスとしても活躍

厚手で丈夫な帆布を使うので、卓上のちょっとしたものを整理するのにも使ってみたいですね。外布は無地、内布に柄を取り入れているため、高さを調節するには上部を折り返して使うと、内布のプリント地が見えてかわいいです。書類ファイルの整理やCDの片づけ、使いかけの編み物の道具など片づけておくのにもぴったり。自分の必要なサイズを測って作ってみてください。また、不要なときにはさっとたためるのも便利ですよ。

 

 

この作品は、2010年5月号『はんど&はあと』P11、23の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:杉野未央子(すぎのみおこ)http://blog.goo.ne.jp/komihinata

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