お弁当箱入れにしてランチのお供に!「ペタンコ保冷バッグ」の作り方

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保冷効果のあるアルミ蒸着シートを使って、四角い保冷バッグを作ります。アルミ蒸着シートは大型の手芸店やホームセンターなどで購入することができます。目の細かいミシン縫いをすると縫い目で切れてしまうので、ちくちく手縫いをします。縫い糸1本取りで、指定以外はぐし縫い(細かい並縫い)で縫いましょう。まち針は、縫い進めながらはずしてください。またアルミ蒸着シートは洗濯に不向きですので、表面が汚れたらふき取ります。また耐熱温度が低いので、折り筋をつけたい場合は指でつまんで始末しましょう。お弁当箱を入れるのにちょうどいいので、夏場のお弁当箱入れにしてみてはいかがですか?

 

「ペタンコ保冷バッグ」の作り方

【材料】

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・a チェック地(白地に赤×青のチェック)50cm×50cm
・b アルミ蒸着シート 50cm×50cm
・c 幅2.5cmの綿テープ(ヘリンボーンテープ/生成り)3m
・d 幅3.5cm×3cmのDカン(茶色)2個
ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、まち針、縫い糸(生成り)、縫い針、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、当て布

 

【手入れ方法】
アルミ蒸着シートが切れやすいため、洗うことはおすすめできません。作品は、表面を軽くふく程度にしてください。

 

【寸法と裁ち方図】 
※単位はcm。
※すべて裁ち切り。
※チェック地とアルミ蒸着シートの裏側に、ペン型チャコで線を引き、線に沿って裁つ。

チェック地、アルミ蒸着シート共通

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綿:テープ
a:26.5cmを2本、b:51cm、c:10cm、d:21.5cm
【作り方】
※単位はcm。
1.チェック地とアルミ蒸着シートを縫い合わせる。
①チェック地とアルミ蒸着シートを外表(それぞれの表側を外側にする)に重ね、チェック地を内側にして二つ折りにし、まち針でとめる。

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②1の両わきを、綿テープaを二つ折りにしてはさんでまち針でとめ、半返し縫いで縫う。
※綿テープは、上側は裁ち切り、底(★)側は1.5cm内側に折り込む(「マルチ保冷シートの作り方」1の「つけ始め」と「つけ終わり」図参照)。

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2.1を表(チェック地面)に返す。綿テープaではさんだ部分をそれぞれ片側に倒し、上端を、綿テープbを二つ折りにしてはさんでまち針でとめ、ぐるりと1周縫いつける。

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3.Dカンを2個揃えて綿テープcを通し、2の綿テープのつけ始めとつけ終わり(♦)がある面と反対面の図の位置に、縫いつける(「マルチ保冷シートの作り方」2の図参照。)
※チェック地のみをすくって縫いつける。

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4.3の反対面(♦側)に、綿テープdを縫いつける(「マルチ保冷シートの作り方」3図参照)。
①綿テープの端を1cm内側に折り込み、図のように縫う。
※チェック地のみをすくって、綿テープdの下側部分のみを縫いつける。
②①と反対側の端を、三つ折り縫いする。

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*中身を入れたら、上部を折ってふたをし、綿テープdをDカンに通して引き締める(「綿テープの引き締め方」参照)

 

 

 

夏のお弁当のコツ

とくに夏場のお弁当はいたみがちなので、肉や魚はしっかり中まで火を通すように心がけるといいそうです。また、できるだけ汁気の多いおかずは避け、おかずやごはんがさめてからふたをします。梅干しやしょうが、お酢やカレー粉など、殺菌効果がある食材やスパイスを使って調理するのもポイントです。保冷バッグに入れる時には、凍らせた保冷剤と一緒に入れます。バッグのふたをしめたら開け閉めの回数を減らし、直射日光に当てないようにしておくと保冷効果が高まります。ぜひ手作りの保冷バッグで、夏の楽しいランチタイムを過ごしてくださいね。

 

 

 

 

この作品は、2011年6月号『はんど&はあと』P25、26、29の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

作品制作:馬場柚香里

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