細かい部分の掃除は「指」の力を使って!便利なお掃除手袋を手作り

手袋_2

雑巾ではふき取りにくい、桟やサッシなどの掃除をするときに、いちばん使いやすいのが自分の「指」。この指の力を掃除に活かすために「雑巾手袋」を作ってみましょう。手袋というと難しそうですが、指の長さや形にぴったり作る必要はありません。四角い布を重ねて、指の股の部分を縫うだけです。使い終わったら捨てるくらいの気持ちで構いません。
この手袋は5本の指をそれぞれ分けて入れるので、指を自由に動かすことができ、細かい隙間や凸凹のある部分を、きれいにふくことができます。表と裏の両面を使うことができるのも便利です。手荒れが気になる人は、ゴム手袋をはめてからつけるといいでしょう。
着古したTシャツや、伸縮性のある薄手の綿の布を使用すると、隙間にも指が入れやすく、細かいパーツをきれいにふくことができるように仕上がります。

 

「細かいところもおまかせ手袋」の作り方

【材料・道具】
布(好みの色柄)20cm×20cmを2枚、ミシン糸(好みの色)、ペン型チャコ、定規、ミシン、裁ちばさみ、まち針、糸切りばさみ

【作り方】
※単位はcm。
1.① 布1枚の表側に、図のようにペン型チャコで線を引く。
②布2枚を合わせて、3辺を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。
手袋_1

2.①1で引いた線の上を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。返し縫いは、必ず1の縫い目にクロスさせて縫うようにする。
②①で縫った線の内側を、裁ちばさみでV字にカットする。
手袋

 

冷蔵庫の掃除にも◎

冷蔵庫の扉のパッキンの部分や、凹凸のある庫内の壁、トレイやドアポケットをはずしたあとに、残っている液ダレなどの汚れも、ラクにふき取ることができます。手袋をぬらしてから使用してみてください(落ちきらない場合は、手袋での掃除に加えて、台所用洗剤を使用して落としましょう)。
冷蔵庫の掃除にひと手間加えるなら「酢」のパワーを借りるのもエコな掃除方法です。スプレーつきの空きボトルにお酢と水を入れて混ぜ、酢水を作ります。酢水を吹きかけながら、庫内を隅々までふきます。棚のこびりついた汚れには、酢水をキッチンペーパーに含ませたものをのせ、しばらくおいてからキッチンペーパーでふき取ります。壁面にも短時間貼り付けておくと、汚れをラクに落とすことができます。雑菌の繁殖を防ぐ効果もあります。酢のにおいが気になるようなら、最後に水拭きをしましょう。
ほかにもテレビやエアコンのリモコンや、パソコンのキーボードなどにも使えます。この場合は手袋はぬらさず、からぶきをしてください。
ほかにも、ガラス製やプラスチック製のランプシェードやスイッチプレートの掃除にも使えます。広い面をふくときは、てのひら側を使用し、細かい部分は、指どうしではさむようにしてふきます。手袋をぬらしてかたく絞ってから使用してください。(ランプシェードをふくときは、電源をきるかコンセントからプラグを抜いておきましょう)

 

 

 

この作品は、2008年12月号『はんど&はあと』P76の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:酒向志保

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