100 円ショップのシンプルなメモ帳が消しゴムはんこでかわいく変身!

リス

買い物に行く前にショッピングリストを書いたり、学校から帰ってきた子供におやつの置き場所を知らせたり、なにかと活躍の場が多いメモ帳。100円ショップで購入したり、不要になったプリントを切りそろえてクリップで留めて、メモ帳代わりにしている方も多いかもしれませんね。もちろんそのままでもいいのですが、シンプルなメモ帳に消しゴムはんこで秋のモチーフをスタンプすれば、素敵な季節のメモ帳に早変わりです。リスやドングリ、キノコなどはシンプルなデザインで簡単に作れるのでおすすめ。スタンプの色は、秋らしいものを選ぶといいでしょう。
「春はあけぼの。秋は夕暮れ」とは清少納言の「枕草子」の言葉。夏から秋にかけて太陽の高度がどんどん低くなり、夕暮れには太陽光のなかでも波長の長い、赤や黄色しか地上に届かなくなるため、夏に比べて夕暮れの空が赤く染まって見えるのだそうです。こんな秋の夕暮をイメージさせる茜色のほか、稲穂やブドウなど秋に収穫できる食べ物の色をチョイスしてもよさそうです。

 

消しゴムはんこ 基本の作り方

まずは消しゴムスタンプを作ってみましょう。好きな図案を用意して、秋らしい消しゴムはんこを作ってみてくださいね。
作り方はこちら

 

 

りすはブドウと合わせて吉祥のモチーフ

りすといえば、ふわふわのしっぽを背中のほうにくるんと巻いて、両手で木の実をつかんでほおばる写真をよく目にしますね。りすは主に草食性で、木の実や種子、果実やキノコなどを食べるのだそう。食べ物を見つけたらまずは口に入れ、ほお袋に保管します。そのまま安全なところに移動するなどして食べたり、地面のなかに埋める習性があるのだそうです。地面のなかに埋めたどんぐりなどは、あとで掘り出して食べるか、または忘れてしまうこともあるのだとか。忘れられたどんぐりは、そこで芽をだして木が成長することもあり、木にとっては種子を運んでくれる貴重な動物だともいえそうです。
また、りすは古くからブドウと合わせて、子宝に恵まれ豊作を祈る吉祥の文様として伝わります。ブドウも簡単な模様なので、消しゴムスタンプを作って一緒にスタンプするのも面白そうですね。
また、モチーフを使わず、二等辺三角形に彫った消しゴムはんこを同じ方向にスタンプしていくだけでも、立派な文様になります。これは「鱗」と呼ばれる文様で、正方形を上下左右に交互にスタンプすれば市松模様になります。消しゴムはんこを使って、楽しいメモ帳を作ってみてくださいね。

 

 

この作品は、2006年9月号『はんど&はあと』P7の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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