延長コードを端切れでかわいく収納する「まとめテープ」の作り方

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日本には四季があるので冬には暖房機、夏には扇風機と季節に合わせた冷暖房機器の出し入れが必要ですね。住まいのレイアウトによっては冬に必要だった延長コードは夏に不要、ということもありそうです。またホットプレートやたこ焼きプレートを使ったホームパーティーのときだけ、週末に車の掃除をするときだけ延長コードが活躍するという家庭も多いでしょう。この延長コードを片づける時、ぎゅっと結んで収納していませんか?もちろん結んで片づけてもよいですが、端切れで作ったテープを使えば、キュートにすっきりと片づけることができます。接着芯を貼った木綿地の両端に面テープを貼るだけなので、とても簡単。木綿地は手元にある端切れで構いません。同系色の綿テープを中央に縫いつけるのがデザインのポイントです。

 

「コードまとめテープ」の作り方

【材料・道具】(1個分)
・木綿地(水色のギンガムチェックまたは薄緑に白の水玉) 17cm×5cmを2枚
・薄手接着芯 17cm×5cm
・幅1cmの綿テープ 15.5cm
・直径2cmの面ファスナー(アイロン接着タイプ/白) 1組
ミシン糸(白)、縫い糸(白)、ミシン、裁ちばさみ、糸切りばさみ、縫い針、まち針、ペン型チャコ、定規、アイロン、アイロン台

 

【作り方】
※単位はcm。
1.布1枚の裏側に、接着芯を貼る。それぞれの布の裏側に、型紙(下記の図を参考にして作成)に沿ってでき上がり線を引く。でき上がり線の周囲の外側0.5cmに、縫い代線を引く。縫い代線に沿って、布を裁つ。
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2.1の接着芯を貼った布の表側中央に、綿テープを図のようにのせて、上下を布の端から端まで縫う。

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3.2と、1のもう1枚を中表(布の表側どうしを合わせる)にして、返し口を残して縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。

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4.返し口から表に返し、返し口をはしご縫いでとじる。綿テープをつけていない面に、図のように面ファスナーをのせて、アイロンで押さえる。

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延長コードのほかにも部屋の中にファクスやテレビ、DVDレコーダーなどの電源コードや、「コード類がごちゃごちゃしていて、部屋が片づいた気がしない」というお悩みを持つ人も多いようです。また、意外と厄介なのがインターネットのケーブル。これらの電源コードやケーブル類をまとめるためのアイデア収納グッズは多く売られていますし、100円ショップで購入したワイヤーカゴや文房具のバインダークリップを利用した収納法を実践している人もいますね。今回紹介した「コードまとめテープ」を使えば、これまで悩みの種だった電源コードやインターネットケーブルの片づけもすっきり解決しそうです。

コード類だけでなく、子どもが描いたポスターをくるくる巻いて収納するとき、輪ゴムの代わりにこちらの「コードまとめテープ」を使ってみてください。輪ゴムは劣化するので時間が経つと切れてしまいますが、このテープならそんな心配も不要。面ファスナーで簡単に開閉しますから、子どもが描いた絵をおじいちゃんやおばあちゃんに贈るとき使ってもいいですね。

 

 

この作品は、2010年5月号『はんど&はあと』P18、24の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:杉野未央子http://blog.goo.ne.jp/komihinata

 

 

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