【favori】布つなぎのバッグ(3)色や質感を絶妙にミックス! キュービックトート

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絵を描くように、色をつないで。遊び心あふれるキュービックトート

『favori』8月号では、遊び心あふれる「布つなぎのバッグ」を特集しています。
絵を描くように、色をつないで作った「キュービックトート」。形や質感を絶妙にミックスすることで、さらに動きのおもしろさが生まれます。

作品のデザイン・製作を手掛けたのは、グラフィックデザイナーでもある、平山さやさん。平山さんに、センス良く布合わせをするコツと、作り方のポイントを教わりました。ぜひ、お手持ちの布で「自分だけの布つなぎのバッグ」を作る際のご参考になさってくださいね。

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大きな面と小さな面のメリハリをつけ、ポイントとなる色を加える

もともと色が大好きな平山さん。布つなぎのコンセプトは「好きな色や生地が詰まったもの」。
布をつなぐときの、大きなポイントは以下の2点です。

(1)大きな面と小さな面のメリハリをつけ、小さな面にポイントとなる色を組み込む
細かく生地を合わせるところと、大きなところを意識して作る。
さらに目線が集中するところに、ポイントとなる色を小さく置く。

(2)まずメインのカラーを決めてから、それに合わせる色を決める
ブルー系で行くか、ベージュ系でまとめるかなど
まず好みのカラーを決めた後、それに相性の良いカラーを決める。

 
実際にキュービックトートを見ながら、確認していきましょう。

「色はブルー系をメインにし、そこに相性の良いイエロー系を合わせました。
ブルー、グリーンなど同じブルー系のみで合わせると、寒々しい印象になりがち。
今回はイエロー系を持ってくることで、あたたかみをプラスし、優しさを出しました」

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「夏なので、暗いブルーだけでなく、白を多めに含んだ生地をセレクトしました」
白地にブルーのストライプや、色鉛筆で塗ったような織り地など、数種類のブルー系の生地を合わせています。

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「全体に明るいトーンにしすぎると寝ぼけた感じ、締まらない色合いになるので、ブラックで締めています。
そこにネオンカラーのオレンジをプラスして遊び心を。派手な色は小さな面にすると、大人の遊びが演出できると思います」
左側のクロスは、黒のコットンで。クロスの形が、幾何学的で目を引きます。
持ち手も黒のコットンで締めています。
ビビッドなオレンジ色を小さい面積で加えて、キリッとしたアクセントに。

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後ろ側にも小さな黒いクロスを。差し色のオレンジやイエロー、ロイヤルブルーが楽しげです。

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質感もミックス。隣に異なる素材を配置して、メリハリをつけるのがコツ。

「同じ無地でも織りや質感の違いで見せることもあります。
リネンばかりの中に、少しふっくらとしたタオルやウールを小さく合わせるのも楽しいです。
あっさりした生地の中にむくっとした生き物が隠れているように…」

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さらさらとしたコットンやリネンの隣に、異なる素材感でメリハリをつけています。
ベージュの無地の帆布は、ざらっとした質感。
ライトベージュと白のざっくりした織り地は、横糸を抜いてフリンジを作ることで、さらに目を引きます。
隣に異なる質感の布を持ってくるのがコツです。

 
 
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大きめに取った、薄茶色に白いチェックの織り地。
小さい面積で取った、鮮やかなブルーグリーンの織り地など、バリエーションが楽しい。

いずれも、黒い糸でミシンステッチを加えることで、異なる色や質感の布の間をつなげています。

 
 
 

〈接着芯を貼るときの注意点〉

厚みの違う生地を取り混ぜて使う場合は、接着芯で厚さを整えます。

キュービックトートでは、布をはぎ合わせた後で全体に「接着キルト芯地」を貼り付けています。
「接着キルト芯地」とは、キルトに使用する綿にのりがついた接着芯です。
通常の接着芯より厚みがあり、しっかり貼り付きます。

薄い接着芯を使う場合は、生地の厚さが異なると、接着しない部分が出ることがあります。
その場合は、慎重に、接着しやすい布から貼り付けていきます。
また、大きな面に厚さが極端に異なる生地を併用しない方が良いでしょう。

 
 

自分だけの布つなぎのバッグを

キュービックトートは真四角なマチなので、たっぷりと収納できます。
インテリアとして飾っても素敵。作っても、使っても、飾っても楽しいバッグです。

ぜひお好みの布をつないで、世界にひとつのオリジナルのバッグを作ってみてくださいね。

 
 
◎平山さや 広告制作会社のグラフィックデザイナーを経て2006年よりフリーランス。SpecialFRESHとしてオリジナルグッズやイラストレーション、グラフィックデザインなどを手がける。http://www.specialfresh.com

 
作り方は『favori』2015年8月号でご案内しています。
実物大の型紙もついてきます。


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