ふんわりカバーでぐっすり眠る、ダブルガーゼでピローケースを作ろう

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やわらかくて肌触りがよく丈夫なダブルガーゼは、寝具のファブリックとしてもぴったりですね。ダブルガーゼで作ったピローケースの枕で眠れば、ふんわりと心地いい夢を見ることができそうですよ。今回は、花柄と無地のダブルガーゼを使ったピローカバーの作り方を紹介します。枕の入れ口はひもでとめるタイプですので、作るのも簡単ですし枕の着脱もらくらく。洗濯が面倒にならないので、いつでも清潔な枕をキープできます。ところで、枕カバーは清潔にしていても枕本体のメンテナンスは大丈夫ですか?枕の中身に使われている素材によっては、水洗いできるものがあります。枕の洗濯表示のタグを確認してみてくださいね。水洗いが可能な枕であれば、定期的に洗濯機や手洗いで洗ってください。ただし、自宅で洗うと形がくずれてしまったり、乾燥するのに時間がかかったりすることもあるので、そういう時はクリーニングに出すという手もあるそうです。また、水洗いができない枕なら、天日干しができるものなら天日に、できないものは風通しのいいところで陰干しをして、枕本体のメンテナンスも行ってみてください。

 

ダブルガーゼで作る「ピローケース」の作り方

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サイドの蝶結びがかわいいスパイスに

【材料・道具】(約60cm × 40cm の枕用)
・ダブルガーゼ(生成り地にピンクの花柄) 99cm×46cm、(無地/ライトベージュ)本体用:18.7cm×46cmを2枚、ひも用:38cm×4cmを4枚
ミシン、ミシン糸(ライトベージュ)、糸切りばさみ、まち針、定規、アイロン、アイロン台

【作り方】
※単位はcm。
1.花柄のダブルガーゼの両わきに、本体用の無地のダブルガーゼを折り伏せ縫いで縫い合わせる。
①花柄と無地のダブルガーゼを、0.8cmずらして中表(布の表側どうしを合わせる)にし、縫い合わ
せる。花柄の縫い代を、無地の縫い代にかぶせるように、折り山(●)で折ってアイロンで押さえる。
②①を開き、縫い代を無地側に倒してアイロンで整え、端ミシンをかける。

ピロ-ケース

2.ひも用の無地のダブルガーゼ4枚を、右端を1cm裏側に折ってアイロンで押さえる。①、②の順に谷折りにして1cm幅の四つ折りにし、図のようにコの字に縫い合わせる。

ピローケース2

3.1の無地のダブルガーゼの、46cmの辺を1.5cm幅の三つ折りにし、2のひも2本を図の位置にはさみ、縫い合わせる。
※反対側も、同様に作業する。

ピローケース41
ピローケース32

 

4.ひもをそれぞれ、折り返し、上の図のように縫いとめる。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
※反対側も、同様に作業する。

5.4を外表(布の表側を外側にする)に二つ折りにし、上下の端を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。

ピローケース51

 

6.裏に返し、上下の端を縫う。表に返し、アイロンで整える。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
※枕を入れたら、向かい合うひもどうしを蝶結びして、口をとじる。

ピローケース61

 

ぐっすり眠るための工夫も

せっかく手作りのピローカバーの枕で眠るなら、良質な睡眠時間をとるようにしたいですね。睡眠は脳をリセットするための大切な時間。質のいい眠りは、一日の元気の源でもあります。眠る前にスマホをチェックしたり、テレビやパソコンは避けたほうがいいそうです。少し照明を落として、リラックスして過ごしましょう。リラックス効果のあるマージョラムやラベンダーなどのアロマをたくのもいいですね。
眠る前に喉が渇いたり空腹を感じたら、ホットミルクやカモミールティーがおすすめ。お酒を飲んでしまうと眠たくはなりますが、眠ってからしばらくすると血糖値が下がって逆に睡眠が浅くなるとも言われています。また、朝起きたらいちばんに太陽の光を浴びると体内時計がリセットされ、すっきり目覚められるそうです。やわらかなダブルガーゼのピローカバーを作ってぐっすり眠り、アクティブな毎日を過ごしてくださいね。

 

 

この作品は、2010年5月号『はんど&はあと』P53の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織(おばたさおり)http://www.panieraouvrage.com/

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