お鍋やフライパンが食卓の主役に!ワンハンド鍋つかみの作り方

hh1111_nabe_4_03

朝のスープは温かいままテーブルに!

寒い季節になると、朝いちばんに飲む温かいスープは体の芯から温まります。おすすめはゆでた野菜をピューレにして、牛乳と一緒に温めるだけで簡単にできるポタージュスープ。野菜の栄養がぎゅっと詰まって、朝ごはんにプラスしたい一品です。作り方はとても簡単で、かぼちゃやニンジン、カリフラワーやカブなどの好きな冬野菜を玉ねぎと一緒に固形スープの素で煮ます。野菜が柔らかくなったら火を止めて、ピューレ状になるまでミキサーにかけます。まろやかな舌触りにしたいならここで裏ごしをするといいでしょう。そして鍋に移して牛乳と一緒に温め、お好みで塩やこしょうで味を調整してください。ピューレ状にするまでは夜に仕込んでおき、朝は牛乳と一緒に温めるだけにしておくと、忙しい朝でもおいしいスープがいただけます。
このポタージュスープ、できるだけ温かいうちに飲んでもらいたいけれど、家族がたくさんいる場合は、それぞれが食卓に着くたびにスープ碗に注ぐのは面倒ですね。そういうときには、鍋ごとテーブルに出しておきましょう!おしゃれな鍋をテーブルの真ん中に置くだけでも、朝ごはんの時間がぱっと明るくなりそうです。スープを作るのにワンハンド鍋を使う場合は、かわいい鍋つかみがあればよりいいですね。フライパンでパエリアを作る時にも、鍋つかみごとテーブルの上に出せるから、おしゃれに見える上に便利で一石二鳥です!

 

「ワンハンド鍋つかみ」の作り方

【材料・道具】
・木綿地(白地に紫の木の実の柄) 外布a:9cm×15cmを2枚、内布:9cm×20cmを2枚
・木綿地(紫と白のチェック柄) 外布b:9cm×7cmを2枚
・キルト芯 9cm×20cmを4枚
・幅1.8cmの綿テープ(ベージュに薄紫のライン)6cm
定規、ペン型チャコ、裁ちばさみ、まち針、ミシン、ミシン糸(白)、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、縫
い針、縫い糸(白)

【作り方】
※単位はcm。
1.外布a、外布b、内布、キルト芯それぞれの裏側(キルト芯はどちらの面でもOK)の、1cm内側にでき上がり線を引く。
※キルト芯は、線を引いた面を裏側とする。
2.外布aの1辺に図のように部分型紙を当ててカーブ線を引き直し、縫い代を1cmつけて裁つ。内布、キルト芯も、同様に作業する。
鍋つかみ_1

 

3.外布a1枚と外布b1枚を中表(布の表側どうしを合わせる)にして縫い、縫い代を割る。外布ができる。残りの外布aと外布bも同様に作業する。
鍋つかみ_3

 

4.3の外布それぞれの裏側に、キルト芯2枚ずつを裏側を上にして重ね、周囲にジグザグミシンをかける。
鍋つかみ_2

 

5.4の外布それぞれと内布1枚ずつを中表に合わせ、図のように1辺を縫う。
鍋つかみ_4

 

6.5をそれぞれ開いて縫い代を割り、二つ折りにした綿テープを外布側にはさんで、図のように中表に合わせる。返し口を残して縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをする。
鍋つかみ_5

 

7.返し口から表側に返し、返し口をはしご縫いでとじる。
鍋つかみ_6

 

8.内布を外布の内側に入れ、入れ口をぐるりと1周縫う。
※縫い始めと縫い終わりは、縫い目を重ねる。
鍋つかみ_7

 

 

 

この作品は、2011年11月号『はんど&はあと』P53、54の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:杉野未央子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る