ハロウィーンに作りたい簡単アイシングクッキーの作り方

ハロウィーン

ハロウィーンは、もともとは古代ケルト人から生まれた宗教行事でした。アメリカなどでは10月31日に仮装をした子供たちが「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と言いながら、各家庭をまわるイベントとして定着しているそうです。最近は日本でも仮装した子供たちを街で見かけるようになりました。今回はかぼちゃや黒猫、おばけといったハロウイーンのモチーフたちを、カラフルなアイシングで飾りつけをしたアイシングクッキーのレシピを紹介しましょう。楽しいクッキーパーティーを開いたり、透明な袋に入れてかわいくラッピングすれば、幼稚園バザーでも喜ばれそうですよ。

 

ハロウイーンモチーフのアイシングクッキーの作り方

【材料】(各約25個分)
プレーン生地
・バター…90g
・粉糖…60g
・塩…ひとつまみ
・卵黄…1個分
※卵白はアイシングに使う。
・牛乳…小さじ1
・薄力粉…150g
・打ち粉(薄力粉)…適量

ブラックココア生地
プレーン生地の材料の薄力粉150gを、
・薄力粉…130g・ブラックココア…20gに変更する。

アイシング
・粉糖…250g
・卵白…約1個分(40g)

着色用
・緑:抹茶…小さじ1/2
・黒:ブラックココア…小さじ2
・オレンジ色:食用色素/赤…極少量、食用色素/黄色…極少量
・ピンク:食用色素/赤…極少量
・水…少量
※生地とアイシングの着色で使用するブラックココアは、無糖のココアでも代用できますが、その場合は、それぞれ仕上がりの色が薄くなります。

【下準備】
●バターと牛乳、卵は常温に戻す。
●電気オーブンを180℃に予熱する(ガスオーブンの場合は170°C)。
●厚紙で、かぼちゃ形、おばけ形、円形の型紙を作る(直径5cmの抜き型がある場合は、円形の型紙は作らなくてもOK)。
●コルネをアイシングの色別ごとに必要個数分、作っておく(「コルネの作り方」参照)
●天板に、オーブンペーパーを敷く。

コルネの作り方

1.オーブンペーパーを適当なサイズの二等辺三角形にカットする。
2.二等辺三角形の底辺の中央が先端になるように、端から円すい形に丸める。
3.はみ出した角を、外側に折り返す。中身を入れたら、先端を少しカットする。

 

【作り方】 <共通>
1.クッキーを作る。ボウルにバターを入れ、ゴムべらでクリーム状になるまで練る。ふるった粉糖と塩を入れて混ぜ、卵黄と牛乳を入れてよく混ぜる。

2.1に薄力粉(ブラックココア生地の場合は、ブラックココアも一緒に)をふるい入れ、混ぜる。ポロポロしてきたら練り混ぜて、ひとかたまりにし、ふたつに分ける。

3.2のそれぞれに打ち粉を薄くまぶしラップを敷いた台の上で、1cmほどの厚さにめん棒でのばす。

4.3のそれぞれの表面にラップをかけ厚さ約4mm、1辺が18cmの正方形にのばし、バットまたは天板にのせて冷蔵室で2時間以上冷やす。
※生地を分けずに作業すると、シートの面積が広くなり、5で切り抜く回数が多くなる。作業中に生地がだれてしまうため、生地を分けて作業する。

5.打ち粉をした台の上に4の生地1枚をラップをはずして置き、型紙を当ててナイフの先で切り抜く(a)。このとき、台を回しながら作業をすると作業しやすい。もう1枚の生地も同様に作業する。
※型で抜いて余った生地は、再びまとめてラップをかけてめん棒で4mmの厚さにする。先に切り抜いた生地を焼いている間に冷蔵室で冷やし、切り抜く。これを繰り返し、最後に余った生地は、手で丸めてつぶして焼く。
ハロウィーン_1

6.オーブンペーパーを敷いた天板に1cmほど間隔をあけて5を並べ、180℃の電気オーブン(または170℃のガスオーブン)で12~14分焼く。焼き上がったら、金網などの上にのせて冷ます。

7.ベースのアイシングを作る。粉糖をボウルにふるい入れて卵白を少しずつ加え、ゴムべらで混ぜる。

8.7を5等分し、それぞれに色をつける。緑:抹茶をふるう。黒:ブラックココアをふるう。オレンジ色:赤と黄色の極少量の食用色素をそれぞれ少量の水で溶き、極少量ずつ加える。ピンク:極少量の赤の食用色素を少量の水で溶いて、極少量加える。白:着色なし。それぞれに水を加える。水は、小さなティースプーンで少量ずつ、様子をみながら加えていき、なめらかに絞り出せる、やわらかすぎない状態にする。

9.コルネ 1個に1/3量までアイシング1色を入れ、先端をはさみで切る。写真を参照し、図案の輪郭線に沿ってライン状に各色を絞り出す(b)。
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10.9のコルネに入れていないアイシングをそれぞれ別の容器に取り分け、1 、2滴程度の水を加えて、やややわらかいアイシングを作る。9の輪郭線の中に、小さいスプーンなどでアイシングを落とし(c)、塗りのばす(細部に塗るときは竹串を使う)。
※ブラックココア生地の黒ねこ、プレーン生地のコウモリの外まわりは、この作業は不要。
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11.5分ほどおいて乾いたら、9の残りのアイシングで、写真を参照して、表情や、模様(かぼちゃのヘタも)を絞る(d)。2~3時間ほど乾かして完成。

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この作品は、2010年10月号『はんど&はあと』P8の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:本間節子(ほんませつこ)

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