ハロウィーンパーティで活躍するかぼちゃのペーパークラフト

カボチャ

10月31日はハロウィーン。最近では日本でも、かぼちゃや魔女、黒猫がモチーフになったハロウィーングッズが売られていたり、仮装をした子供たちが街を練り歩く様子が見られるようになりました。ハロウィーンとはもともと、ケルト人の宗教行事だったと伝いいます。ケルト人の新年は 11月1日にはじまり、10月31日はいわゆる大晦日。1年の最後の日には、先祖の霊が戻って来ると考えられていたのだそうです。そして大晦日には同時に悪い霊も街をうろうろするので、それを追い払うために火を焚いたり仮面をかぶったりすることからハロウィーンが始まったと言われています。
ハロウィーンの代表的なモチーフといえば、かぼちゃですよね。かぼちゃの中身をくり抜いて、目と鼻、口の形に穴を開け、中に火のついたろうそくを立ててランタンを作ります。周りを暗くすると、穴を開けた目や鼻、口からろうそくの火がゆらゆら揺れて怖さが増しますよね。かぼちゃのランタンは、悪い霊を追い払うためのもの。目を三角にしてなるべく怖そうに作るのがポイントなのだそうです。
日本でかぼちゃといえば、皮の色が緑や黒の西洋かぼちゃや日本かぼちゃを思い浮かべるかもしれません。ハロウィーンで飾りに使うのは、観賞用に作られる小さなペポかぼちゃという品種が多いのだとか。また、100キロを超える大きさに育ったかぼちゃは「アトランティックジャイアント」と呼ばれ、ハロウィーンのランタンを作るのによく用いられるそうです。
こんなハロウィーンを代表するかぼちゃのモチーフを、ペーパークラフトで作ってみましょう。

 

ハロウイーンモチーフ「かぼちゃのおばけ」の作り方

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【材料・道具】
色画用紙(オレンジ色)大:27cm×34cm、小:18cm×28cm(黒)大:12cm×5cm、小:8cm×3cm
両面テープ、鉛筆、定規、はさみ、カッター、ホチキス、のり

【作り方】
※単位はcm。()内は小サイズ。
1.オレンジ色の色画用紙の裏側に、A、B、Cの面に分けて印をつけ、B面の左端は切り取り、そのほかは切り込みを入れる。C面の上下に、両面テープを貼り、かまぼこ形に三つ折りにしてA面の表側と貼り合わせる。

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2.B面が外側になるように丸め、左端側の斜線部分を、右端側の上に重ね入れて筒状にし、上下2か所をホチキスでとめる。

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3.黒の色画用紙に顔パーツを写してカットし、2にのりで貼る。

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ハロウイーンモチーフ「かぼちゃのつるし飾り」の作り方

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【材料・道具】
色画用紙(オレンジ色、緑)7cm×6cm 各4枚、(黄色)7cm×6cm 2枚、(黒)適量
極細ワイヤー 20cm 5本
鉛筆、定規、はさみ、目打ち(なければまち針)、のり

【作り方】
※単位はcm。
1.オレンジ色、緑、黄色の色画用紙は、それぞれ半分に折り、かぼちゃの形にカットする。黒の色画用紙には、顔パーツを5セット分書いてカットする。

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2.1のかぼちゃは、同色を2枚で1セットに。折り線の上下半分ずつに切り込みを入れ、目打ちでそれぞれの位置に穴をあける。

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3.切り込みをかみ合わせてはめ込み、顔パーツをのりで貼る。

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4.ワイヤーの両端を5cmずつ残して鉛筆に巻きつけ、コイル状にする。図のように、かぼちゃの上下の穴にワイヤーを通してねじりとめ、かぼちゃどうしをつなげる。

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この作品は、2006年10月号『はんど&はあと』P6、7の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

作品制作:くまだまり

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