ハロウィーン気分を盛り上げる、かぼちゃアレンジ&スタイリング

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もとはケルト人の宗教行事から始まったと伝わるハロウィーンですが、今では楽しい季節のイベントとして楽しむ人が増えていますね。この時期には自宅でもハロウィーン気分を楽しんでみたいものです。
今回は、スーパーや花屋で購入できる、食材用や花材用の小さなかぼちゃをアレンジしたディスプレイの方法を、スタイリストの南雲久美子さんに教えてもらいました。まずひとつめは、オレンジ色のかぼちゃの生かし方。「オレンジ色の小さなかぼちゃのヘタに、深緑のリボンを巻きつけて蝶結びを。ピリッと引き締め効果のある、こげ茶などの濃い色のフェルトを楕円形にカットしたら、マット代わりに敷き、高さの異なるガラスの小びんと並べてかざります」(南雲さん)。テーブルセンターにぴったりのアレンジですね。
次は、緑色のかぼちゃのスタイリング方法をご紹介します。
かぼちゃ
「緑色のかぼちゃには、白のペンキで“Halloween”の文字を書いて。大き目のトレイにのせたら、まわりに落ち葉や木の実を散らして、秋らしいアレンジに。玄関やリビングのディスプレイにおすすめです」(南雲さん)

 

かぼちゃのいろいろ

ハロウィーンといえば、かぼちゃをくり抜いて作られるランタンが有名ですね。このランタン、もともとヨーロッパではカブで作られていたのだとか。その後ハロウィーンの風習がアメリカに伝わったときに、いちばん身近にあったのがかぼちゃだったからとも言われているようです。
日本でもかぼちゃはとてもよく知られた、栄養価の高い食べ物です。今日本では主に、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類が流通しているそうです。いちばん最初に日本にはいってきたのが中央アメリカ原産の日本かぼちゃだそうで、16世紀にポルトガル船によって九州に上陸したと伝わります。そして、ハロウィーンのモチーフでよく登場するのはペポかぼちゃの一種。皮がオレンジ色で、観賞用に栽培されているものだそうです。
かぼちゃはビタミンAを豊富に含み、風邪の予防にもよい野菜だと言われています。いつもの食べ慣れたかぼちゃをハロウィーンで飾って、その後にスープや煮物にして、おいしくいただきましょう。

 

 

この作品は、2006年10月号『はんど&はあと』P7の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

スタイリング:南雲久美子

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