子どもの入園とともに始まるお弁当ライフ キャラ弁おにぎりの作り方

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幼少期から食への興味・関心を育てる「食育」

最近、「食育」という言葉をよく耳にしますね。古くから学校をはじめ教育機関では、知育、体育、徳育の3つを教育することを目的にしてきました。それに加え、平成17年(2005年)に「食育基本法」という法律ができ、食育が「知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」と位置付けられました。今の世の中では、お腹がすいたらコンビニやファストフードでお腹を満たすことができ、食事を作る時間がないときにはレストランで食べたり、冷凍食品やお惣菜で済ませることも容易です。外食産業や食品加工の発達によっていつでもどこでも美味しいものが食べられる環境が整ったことから、栄養の偏りや不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加など、食生活に関する問題が増えてきました。そういった背景から「食育基本法」が制定されたのだそうです。食育は子どもに限らず必要なものですが、特に子どもに対する食育は心身の成長や人格形成に大きな影響を及ぼすものとして、注目されています。

 

「食べる」が楽しいお弁当に

入園する保育園や幼稚園によって、毎日が給食だったり、日別に給食かお弁当を選べるなど、ランチスタイルはさまざまでしょう。毎日が給食の園でも、遠足のときなどはお弁当を持参することが多いようです。幼児期にはまず食べ物への興味関心をもたせることが大切なので、食事の時間が楽しみになるようなお弁当を作ってあげたいですね。そこで、子どもに親しみやすくお弁当のふたを開けるのが楽しみになるような、キャラ弁にチャレンジしてみましょう。ここでは、「くまちゃん、ぶたちゃん」おにぎりの作り方を紹介します。

 

簡単キャラ弁おにぎり「くまちゃん、ぶたちゃん」の作り方

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かわいい動物おにぎり。くまちゃんの耳のように、おにぎりから飛び出るパーツは、お弁当箱に詰めてから刺します。

【材料】
くまちゃん(1個分)
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・温かいごはん…120 g
・削り節…適量
・グリーンピース(ゆでたもの)…1粒
・のり…適量
・粗挽きウインナーの輪切り…2枚
・スパゲッティ(太さ1.2mmの極細)…長さ約2cmを3本
・マヨネーズ、ケチャップ…各適量

ぶたちゃん(1組分)
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・温かいごはん…140g
・(あれば)ピンクのふりかけ…適量
※写真では、粉末すし酢を使用。桜でんぶでもOK。
・魚肉ソーセージの輪切り…3枚
・のり…適量
・マヨネーズ、ケチャップ…適量

 

【作り方】
くまちゃん
1.ごはんは、約10gを取り分けてラップで包み、薄い楕円形(約4cm×3cm)にする。

2.残りのごはんをラップに包み、厚めの楕円(約7cm×6cm)のおにぎりを作り、表面に削り節をまぶす。

3.のりをカットして、目(直径約0.5cmの円)2枚、口(約2cm×0.5cmの弧)1枚を作る。

4.完成写真を参照し、21をのせ、スパゲッティを刺したグリーンピースを差し込んで固定する(a)。
※刺したスパゲッティは、食べる頃には水分を吸ってやわらかくなるので、そのまま一緒に食べられる。
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5.マヨネーズをつまようじの先でつけ、3をそれぞれ貼る。

6.弁当箱に5を詰め、スパゲッティを刺したウインナーを耳の位置に差し込む(b)。
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7.ほおの位置に、つまようじの先でケチャップをつける。

 

ぶたちゃん
1.ごはんは2等分にし、一方にピンクのふりかけをまぶす。それぞれ、ラップで包み、厚めの楕円(約6cm×5cm)のおにぎりを作る。

2.直径0.5cmのストローの輪を指で押さえて楕円にし、ソーセージの輪切り2枚に、それぞれ、穴を2か所抜いて、鼻を作る。残りの1枚は、4等分にカットし、耳を作る。

3.のりをカットして、目(約0.5cm×0.8cmの楕円3枚、約0.6cm×0.8cmの「く」の字形1枚)計4枚を作る。

4.完成写真を参照し、12をそれぞれのせ、マヨネーズをつまようじの先でつけ、3を貼る。

5.ほおの位置に、つまようじの先でケチャップをつける。

 

この作品は『はんど&はあと』2012年4月号P42~43を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:浜 千春(はまちはる)http://ameblo.jp/chi-mama-333/

 

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