小物を迷子にしない収納術「デコパージュ」のガラス皿

th_hh1309_deco_25-e1389095501281

小物収納のコツは小物が帰るべき場所を作ること

朝、出かけるときに玄関のドアを開けようとして「鍵がない!」と焦ったことはありませんか? しかも、急いでいるときに限って……ほかにもリビングで「時計がない!」、洗面所で「ヘアゴムがない!」、ドレッサーで「あのピアスがない!」。鍵や時計、アクセサリーなど小さなものは、とにかく迷子になりがちですよね。そんな小物の迷子を防止して、いつでも「そこにある」状態にしておくためには、小物がいつも帰る場所を決めておき、場所を確保しておくことが大切です。例えば部屋の鍵は、玄関にある棚の上に専用のボックスを用意したり、鍵をつるしておけるタイプの収納グッズもたくさん出ています。また、アクセサリーを片付けるにはひとつひとつを個別にしまっておける、仕切りつきの収納ケースが便利ですね。

 

光をディスプレイに取り込める透明感が魅力のガラス

毎日身につける時計やアクセサリーだから、それを置いておく場所もおしゃれにこだわりたいものです。例えばガラス製のコップや器は、透明感を生かしたディスプレイ雑貨としても活躍します。窓辺に置けば外からの光を反射してキラキラ輝き、また室内のやわらかな灯りにはすっと溶け込んでその存在感を発揮します。そんなガラス製のコップや器をそのまま時計やアクセサリーが帰る場所にするのも素敵ですが、好みの柄にデコレーションしてみても楽しいでしょう。

 

ガラスをデコパージュして小物たちの「ただいま」の場所に

ガラス製品をディスプレイ雑貨にするなら、好きな柄のペーパーナプキンをデコパージュ用ののりで貼ってデコパージュするのがおすすめです。デコパージュとは、ガラス製品の大きさや作りたいデザインによっても異なりますが、1時間程度で簡単にできるヨーロッパ生まれのクラフトです。まず、皿やコップなどベースとなるガラス製品と、好きな柄のペーパーナプキンを用意しましょう。ガラスの透け感を生かせるレース柄のペーパーナプキンなどを選ぶと、エレガントな仕上がりになるでしょう。最初にレース柄のペーパーナプキンをガラス製品にのりで貼っていき、その上から好きな柄の紙を貼り重ねていきます。

ここではお皿を例に作り方を説明しますが、同じようにガラス製のコップや器に応用することも可能です。お皿に柄を貼りつけるときに、あえて「ここは指輪を置く場所」とアクセサリーを置くことを考えたデザインにしても楽しいかもしれません。お気に入りのデコパージュ作品を小物たちの「帰る場所」にすれば、楽しく快適な毎日が送れそうです。

アクセサリートレイ

【材料・道具】

基本の材料・道具はこちらを参照(好きなペーパーナプキンを貼って作る「デコパージュ」の作り方)
・ガラスプレート 1枚
※作品は直径14cmのもの。
・ペーパーナプキン(レース柄) 1枚
・包装紙(宝石柄)1枚
・ペイントマーカー(金色)

※デコバージュはペーパーナプキンを主素材に作品を仕上げますが、この作品は紙の厚みを利用した、コラージュ風デコバージュの作品です。

 

【作業の進め方】

基本の作業はこちらを参照(好きなペーパーナプキンを貼って作る「デコパージュ」の作り方)

 

1.デコバージュをする
「基本の作業」に沿って、ガラスプレートにデコバージュをする。
※ただし、2は省略(下塗りはしない)し、包装紙は3を省略する。

 

絵柄の切り方(基本の作業4)

①レース柄のペーパーナプキンは、ガラスプレートから少しはみ出る大きさにカットする。
②宝石柄の包装紙は、絵柄に沿ってカットし、3枚用意する。
※宝石の絵柄の間に余白がある場合は残しておいてもよい。

 

絵柄の貼り方(基本の作業5)

①レース柄を上面全体に貼り、はみ出しは裏側からガラスプレートに沿ってカットする。
②プレートに宝石をのせるイメージで、宝石柄を貼る。

 

 

2.仕上げる
ガラスプレートの縁にペイントマーカーで色をつけ、乾いたら、ペーパーをのせた部分と、色をつけた部分に、再度のりを塗ってコーティングする。

 

この作品は、2013年9月号『はんど&はあと』P19の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:yae http://www.made-for-you.org

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る