石けんを「デコパージュ」してキュートなプレゼントに

2014-1-4
はんどカフェBlog, 作り方

簡単な石けんアート、ペーパーナプキンを使ったデコパージュ

手を洗うときに使うほかにも、引き出しにそっと忍ばせて香りを楽しむこともできる石けん。石けんのアート作品といえば、カービングナイフで植物などさまざまなモチーフを彫る「ソープカービング」が有名ですね。とても美しい仕上がりで、インテリアやプレゼントに喜ばれるアート作品ですが、カービングの技術はなかなか習得できるものではありません。でもヨーロッパ生まれのデコパージュなら、簡単に石けんがアート作品になるのです。デコパージュとはフランス語で「切る」が語源と言われ、ペーパーナプキンをのりで貼りつけていくアート。貼りつけるベースとなるのはアクリルや陶器、ガラスやローソクなどがよく用いられますが、白くてつるつるしている石けんも実はデコパージュのベースにぴったりの素材です。しかも、石けんのエレガントな香りはプレゼントにしても喜ばれます。

約30分で完成！　石けんの簡単デコパージュ

作り方は簡単で、好きな柄のペーパーナプキンとベースとなる石けん、専用ののりを用意するだけです。石けんは両面または片面がエンボス加工をしていないものを選んでください。ペーパーナプキンの使用する柄の部分を切り取ってのりを塗り、石けんに貼りつけていくだけです。ペーパーナプキンは非常に薄いので、破れないように注意してください。またシワが寄らないように均一に広げていくのがポイントです。

マリメッコ柄のペーパーナプキンでマリメッコ石けん？

プレゼントにするなら、使うペーパーナプキンに有名な柄を選んでも喜ばれます。ヨーロッパのテキスタイルメーカーには、生地と同じ柄のペーパーナプキンを販売しているところも多いそうです。例えば日本でも大人気のマリメッコ。カラフルでラブリーな柄が特徴のフィンランドを代表するテキスタイルメーカーで、「ウニッコ」柄はユーロ硬貨にも採用されたことでも話題になりました。女性ならみんな大好きな、キュートなマリメッコのペーパーナプキンを使えば、きっと喜んでもらえるプレゼントになるでしょう。

プレゼントにするときは“見せる”ラッピングを工夫して

せっかく選んだかわいい柄のペーパーナプキンを使ったデコパージュをラッピングするなら、セロファンなど透明な袋がおすすめです。ひとつずつラッピングしてもいいですし、小さな石けんを使ったのであれば数個まとめて包んでもいいでしょう。いくつかまとめるときには、デコパージュした面どうしがくっついてしまう場合もあるので、ワックスペーパーかオーブンペーパーを間に挟みましょう。

ここでは石けんの上にモノトーンの花を貼った作品と、切り抜いたパーツを貼ったナチュラルのふたつのパターンの作り方を紹介します。

【材料・道具】（1個分）

道具はこちらを参照（好きなペーパーナプキンを貼って作る「デコパージュ」の作り方）
・石けん（白または無着色）1個
※片面、または両面にエンボス加工のないもの。
※作品はスクエア形、円形、ハート形。
・ペーパーナプキン
（モノトーン/黒い草花柄　ナチュラル/赤または黄色+ベージュの草花、欧文の文章などの柄）1枚
・ガーゼ

【作業の進め方】

基本の作業はこちらを参照（好きなペーパーナプキンを貼って作る「デコパージュ」の作り方）

デコパージュをする

「基本の作業」に沿って、石けんの上面（エンボス加工のない一面）にデコパージュをする。
※ただし、2の下塗りの際、横方向だけでなく縦方向にも塗る。また、6でコーティングする際は上面全体にのりを塗り、横にはみ出しているのりは必ず、水にぬらしてかたく絞ったガーゼでふき取る。

絵柄の切り方・貼り方（基本の作業4、5)

モノトーン（石けんの上面全体に1枚のペーパーナプキンを貼る場合）
ペーパーナプキンを石けんの形に沿って、石けんより少し大きめにカットして貼り、上面の縁の形に沿って、裏側からはみ出しをカットする。
※石けんまで切らないように注意する。

ナチュラル2種（絵柄を重ねて貼る場合）
①ベージュの草花を、石けんの上面の形からはみ出ないように四角くカットする。絵柄の間の余白はそのままにしておく。
②赤または黄色の草花を、絵柄に沿ってカットする。
③筆記体の文章は、①と同様に石けんの上面の縁からはみ出ないように、四角くカットする。
④欧文のタイトル文字は、帯状にカットする。
⑤①～④の順（薄い色から濃い色の順）で、それぞれを重ねながら貼っていく。