さらさらリネンとリネンテープで作る「巻き巻きポーチ」の作り方

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さらさらした手触りで、使い込むとくたっとした風合いになるリネン。リネンは英語でlinen、日本語では亜麻のことを言います。ほかにも麻から作られた生地や布製品をさす言葉として、ヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)などがありますが、中でもリネンはやわらかく光沢があり、丈夫で長持ちするのが特徴。吸水性に優れ、乾きも早いため、キッチンクロスやタオルなどにもよく使われます。
今回は、このリネンを使ったポーチの作り方を紹介しましょう。袋の中に物を入れたら、くるくる巻いて、ひもでとめるだけです。ふたをするのに、チャックやボタンでないのもポイント。作るのも簡単ですし、気軽に使えるので活用するシーンが多くなりそうです。

 

リネンとリネンテープで作る「巻き巻きポーチ」の作り方

【材料・道具】
・リネンa(ベージュ)30cm×23cm
・b(ベージュ)53cm×23cm
・c(チェック柄)25cm×23cm
・リネンテープa(幅1.5cm)23cm
・b(幅1cm)50cm
25番刺しゅう糸(えんじ、深緑、灰茶)、ミシン、ミシン糸、縫い針、刺しゅう針、まち針、糸切りばさみ、定規、ペン型チャコ

【作り方】
※単位はcm。
1.リネンaに、リネンテープaとbを縫いつけ、刺しゅうをする。
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2.リネンcに、刺しゅうをする。
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3.リネンaとリネンc、リネンbとリネンcを、中表(布の表側どうしを合わせる)にして、縫い合わせる。
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4.3を図のように折りたたみ、返し口を残して、周囲を縫う。縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。リネンaの裏面にリネンcがくるように、返し口から表に返す。
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5.リネンテープをよけて、上端をミシンステッチする。縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
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道具を入れてお裁縫セットに

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糸やピンクッション、メジャーなど、こまごまとしたお裁縫道具をひとまとめに。ポンポンッと袋に入れるだけで、片付けも簡単です。編み物をする方ならこの袋に、細かな道具を入れて持ち歩き。いつもは自宅で楽しんでいる編み物も、たまには場所を変えてカフェでコーヒーを飲みながら、というのも楽しいですよ。

 

手紙セットや文房具を入れても

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使いたいときに、さっと取り出せる、お手紙セットがあると便利。メモ帳とペンを入れたり、通帳ケースにしたり、使い方はいろいろです。ほかにも、旅行に行くときに、歯ブラシやお化粧道具をまとめておく袋としても使えそう。とくに海外旅行のときには、現地では不要だけど日本に帰ってきたらすぐに必要になるものを、ひとつの袋にまとめておくのがおすすめ。日本円を入れたお財布や自宅の鍵などをひとまとめにしてスーツケースのポケットに入れておきましょう。慌ただしくなりがちな帰国前に荷物を整理するとき、「あれ、家の鍵はどこにしまったっけ?」という事態を防げます。

 

 

 

 

この作品は、2007年2月号『はんど&はあと』P22、25の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:hano

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