ペーパーアイテムで楽しむ読書の秋。ブックカバーを作ってみよう

ブックカバー

毎年9月23日頃の秋分の日を境に、だんだんと昼間の時間が短くなりますね。夜には街の公園や庭から秋の虫の声が聞こえてきて、部屋の窓をあけていても気持ちいい季節です。
そんな秋の夜長を過ごすのに、テレビや DVDで長編映画を観たり、時間をかけてお風呂に浸かるという人も多いでしょう。最近では便利なスマートフォンや電子書籍が普及して、文庫本を読む人がめっきり減ったと言われていますが、手のひらにしっくりと収まる文庫本を一冊読み終えた後の爽快感は、電子書籍では味わえないかもしれませんね。
そこで今回は、お気に入りの本に使いたい文庫本カバーの作り方を紹介します。両面テープで色画用紙を貼りつけていくだけで簡単に作ることができます。

 

「カラフル文庫本カバー」を作ろう

【材料・道具】(A、B共通 各1枚分)
※〔 〕内はB
色画用紙 a(黄緑〔青〕)13cm×(手持ちの文庫本の縦の長さ=★)、b(青〔ピンク〕)8.5cm×(★)、c(クリーム色 (〔クリーム色〕)4.5cm×(★)、d(レンガ色〔水色〕)15.5cm ×(★)
定規、 1cm幅の両面テープ、はさみ
画用紙の色を変えてアレンジしてもいいですし、好きなモチーフをカットして両面テープで貼ると素敵なアクセントになりますよ。

【作り方】
※単位はcm。
※図はAで解説。〔 〕内はBの場合。
1.色画用紙を、a、b、c、dの順に並べ、図のように1cmずつ重ねて、両面テープで貼り合わせる。

カバー

 

2.表紙になるaを、端から6cmのところで折る。裏表紙になるdを本の厚さに合わせて折る。折り返した端が長いようなら、好みの位置でカットする。

カバー1

 

画用紙の色を変えてアレンジしてもいいですし、好きなモチーフをカットして両面テープで貼ると素敵なアクセントになりますよ。

モチーフ_1モチーフ

 

「小春日和」の季節はいつ?

夜にのんびり本を読むほか、秋晴れの休日には公園のベンチでのんびり読書というのも素敵です。穏やかに晴れた日のことを「小春日和」と言いますが、「春」という文字が入っているから春の言葉かなと思いがちですが、「小春」は旧暦10月の別名で、晩秋から初冬にかけてのまるで春のようにうららかに晴れた日のことをいうそうです。
ちなみに日本の小春日和と同じ意味を表すのに、ドイツ語では「老婦人の夏」、ロシア語では「女の夏」という表現があるのだそうです。英米では「インディアンサマー」という言葉が、小春日和に近い意味なのだとか。この言葉はアメリカの北東部にわたってきた英国人が使いはじめた言葉といわれていて、アメリカインディアンが冬支度をする頃など、語源には諸説があるそうです。秋の夜長に、小春日和の休日に、たまにはのんびり読書をするのもいいですよ。

 

 

 

 

この作品は、2010年10月号『はんど&はあと』P68の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

作品制作:くまだまり

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