小物の整理に便利!ペーパーマシュで作る 2 種類の器

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アクセサリーや文房具など、小さいけれどよく使うものは、きちんと分類して片付けておくのが◎。そんなときに役に立つ小さなボックスを、ペーパーマシュで作ってみましょう。ペーパーマシュは紙粘土細工のことで、本来は紙を煮てのりを加えるなど、手間がかかるクラフトですが、ここでは書道で使う半紙を、型となる器に貼り重ねて作る方法を紹介します。新聞紙で作ることも多いですが、半紙を使うことで白くてやさしい雰囲気の器になります。器が完成したら、仕上げにワンポイントのアクセントをつけましょう。せっかく白い半紙を使っているので、ワンポイントはあまり凝らずにシールやスタンプでさりげなく入れるのがおすすめです。子供でも簡単にできますから、休日の工作や夏休みの宿題にもなりそうです。ここでは、カフェオレボウルと小皿を型にした、ペーパーマシュの器の作り方を紹介します。

 

ペーパーマシュ カフェオレボウルで作る器の作り方

【材料・道具】(1個分)
※〔 〕内はオレンジ色の場合。
・使用した器 口径13cm×高さ7.5cm
・書道用半紙(35cm×26cm/厚めのものが作業しやすい)5枚
色紙または直径0.3cmの円シール(水色〔オレンジ色〕)、食品用ラップ(「そば猪口形の小物入れ」の材料・道具を参照)、木工用ボンド、定規、筆、はさみ、のり
【作り方】
1.111を参照して器の形を作る。
2.色紙を直径0.3cmの円形にカットし、のりをつけて、1の外側の側面にランダムに貼る(または円シールを貼る)。
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ペーパーマシュ 小皿で作る器の作り方

【材料・道具】(1枚分)
・使用した器 口径8.5cm×高さ3cm
・書道用半紙(35cm×26cm/厚めのものが作業しやすい)1.8枚
・英字柄などの好みのラッピングペーパー・適量、食品用ラップ(の材料 ・道具を参照)、木工用ボンド、定規、筆、はさみ、のり
【作り方】
1.111を参照して器の形を作る。
2.ラッピングペーパーを好きなサイズにカットし、のりをつけて、1の内側に貼る。
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カフェオレを飲むためのカフェオレボウル

口が広くて深めのスープ皿としても使えるカフェオレボウルは、フランスで生まれたと言われています。朝食時にコーヒーやカフェオレなど、温かい飲みものを飲むために生まれたもので、取っ手がないのが特徴です。19~20 世紀にかけてのフランスの朝食シーンには、欠かせない器だったとも伝わります。昔は今よりも硬かったパンを、カフェオレボウルにたっぷり注いだコーヒーに浸して食べたのだそうです。
日本のお茶碗よりは少し大き目、丼よりもやや小さ目というカフェオレボウル。コーヒーやカフェオレはもちろん、たっぷりのミルクティーを注いだり、フレッシュフルーツの上にヨーグルトをかけたりするのにもお似合いです。
そんなカフェオレボウルの型で作ったペーパーマシュの器なら、リビングや玄関にかざっておくだけでも素敵なインテリアになりそうですよ。

 

 

この作品は、2007年8月号『はんど&はあと』P67の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:松本恵理(まつもとえり)

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