いくつあってもうれしい、ペーパーマシュの器を作ろう

ペーパーマルシェ

書道で使う半紙をボンドで貼って、ペーパーマシュの器を作ってみましょう。ペーパーマシュとは、紙粘土細工のことで、もともとは紙を煮て、のりを加えて作るという手間暇がかかるものですが、今回はもっと簡単に紙を貼り重ねていく方法で作ります。型は自宅にある陶器やガラスの器で OK です。ただし、底よりも口の部分が開いた形のものを選んでください。今回は、初心者でも簡単にできる、大き目の鉢を型にして器を作ります。通常は新聞紙を使うことの多いペーパーマシュですが、ここでは半紙をベースにしています。ですから、半紙の白地が活きた優しい風合いの器ができますよ。完成したらダイニングテーブルにさりげなく置いておくのが◎。なにかと散らかりがちなテーブルが、すっきり片付きます。子供と一緒に作ったり、夏休みの工作にもなりそうです。

 

ペーパーマシュ 大きな鉢を型にして作る器の作り方

【材料・道具】

・使用した器 入れ口(楕円形)18cm×27cm×高さ5.5cm
・書道用半紙(35cm×26cm/厚めのものが作業しやすい)7.5枚
・英字柄などの好みのラッピングペーパー 適量、食品用ラップ(「そば猪口形の小物入れ」の材料・道具を参照)、木工用ボンド、定規、筆、はさみ、のり

【作り方】
1.111を参照して、器の形を作る。
2.ラッピングペーパーを好きなサイズにカットし、のりをつけて、1の内側全面に貼る。

カフェボール

 

 

ダイニングテーブルをいきいきとさせるフレッシュ果実

無機質になりがちなダイニングテーブルに、あたたかみを添えたい時には、テーブルに観葉植物やフラワーアレンジなど「生」のものを飾るのがおすすめです。でも、お手入れを考えるとなかなか手がだせない、という人も多いかもしれません。そんな人には、ペーパーマシュの器を作って、中にフルーツを入れておくというのも手です。フルーツは水気のないオレンジなどのかんきつ類、柿や梨などがいいでしょう。
レモンはさわやかなルックスで、テーブルにおいておきたいフレッシュ果実のひとつですね。レモンといえばテレビで紹介されてブームになっている塩レモン。レモンを粗塩に漬けてときどき混ぜておくだけで、簡単にできる調味料として愛用者が増えているようです。もともとは中東エリアやフランスでよく使われる調味料なのだそうで、レモンの味だけでなく爽やかな香りを活かした料理ができるのだとか。煮物やサラダ、パスタソースなど、さまざまな料理に使えるから、たくさんのレモンが手に入った時には塩レモンを作ってみるのもいいかもしれません。食卓にレモンを飾って、塩レモンを使ったパスタをいただく…まるでおしゃれなカフェのようなワンシーンになりそうです。

 

 

この作品は、2007年8月号『はんど&はあと』P66、67の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:松本恵理(まつもとえり)

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