窓辺が桃色いっぱいに!「桃のつるし飾り」の作り方

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3月3日は、女の子の成長をお祝いするひな祭り。旧暦の 3月3日頃は桃の花が咲くことから、桃の節句とも言います。ひな祭りの由来は中国の「上巳の節句」です。「上巳」とは旧暦3月の、いちばん初めの巳の日に川辺で禊(みそぎ)をおこなう風習がはじまりなのだそうです。今の暦では3月3日はまだ肌寒く、桃の花が咲くのにも少し早いようです。せっかくの桃の節句ですから、ピンクの画用紙で桃の花を作ってつるし飾りを作ってみませんか。

 

「桃のつるし飾り」の作り方

【材料・道具】
・花びら用/画用紙(白、ピンク系3色)
・厚手のトレーシングペーパー 各適量
・花芯用/画用紙(白、濃ピンク)適量
※桃の花びら1枚の直径は、6.5cm(L)、5cm(M)、4cm(S)、3cm(SS)の4サイズ
・極細ワイヤー 適量
コンパス、はさみ(あれば刃が波形のもの)、のり、穴あけパンチ、目打ちまたはまち針

【作り方】
1.花びら用の画用紙とトレーシングペーパーを、一辺が、花びらの直径+1cmの正方形に5枚切る。
2.1を5枚重ねて、コンパスで一番上の画用紙とトレーシングペーパーに円を描く。線に沿って、はさみで、細かい波形になるように5枚一緒にカットし、花びらを作る(刃が波形のはさみで切ってもOK)。
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3.2の花びらを5枚組み合わせて図のように重ね、バランスを整える。ずれないように中心を指でしっかり押さえながら、花びらが重なっている部分の裏側5か所をのりでとめる。
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4.花芯用の画用紙を、パンチでカットし3の中央あたりに(好みの色で6~9個)、バランスよくのりでつける。
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5.14と同様に、サイズ違いの桃の花を、適量作る。

 

ワイヤーでつなげる
1.桃の花の上下に(端になる花には1か所)、目打ちまたはまち針で穴をあける。
2.穴にワイヤーを通し、ワイヤーの端を2~3回ねじって固定する。
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3.飾る場所(窓枠など)のサイズに合わせて、好みの長さになるまで、同様にして桃の花をワイヤーでつなげていく。花と花の間隔は、3~10cmくらいでお好みで。
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飾り方
つっぱり棒やカーテン、レールなどにつるして、窓辺に飾る。画びょうで固定して、壁に飾ってもOK。

 

ベランダガーデニングを楽しむには?

桃色のつるし飾りで窓を飾ったら、窓の外にも注目したいですね。お庭があるなら思いのままのガーデニングを、ベランダがあるなら小さくベランダガーデニングを楽しみたいものです。ベランダガーデニングを楽しむときのポイントのひとつに「部屋の中から見た時の目線で植物を配置する」ということがあるのだそうです。ベランダに出て草花を愛でることはもちろん、多くは部屋の中から見ることが多いでしょう。例えばソファに座ることが多いなら、ソファに座って窓をあけたときに、いちばん美しく見える植物の配置を考えるといいのだそう。
ひな祭りの頃はこれから春に緑たちが芽吹く、期待感にあふれた季節です。春らしいチューリップやスイセン、ヒヤシンスなどの球根植物で、早春のベランダガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

この作品は、2006年3月号『はんど&はあと』P8の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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