プードルファーでできるふわふわポーチの作り方

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もこもこ、ふわふわが魅力的なプードルファー。思わず触りたくなるようなあたたかな手触りのプードルファーを使って、ポーチを作ってみましょう。ポーチの内側にはフリース地で、あたたかさをプラスします。コロンとしたラグビーボール形のポーチは、バッグから取り出すたびに、やさしい気持ちにしてくれそうです。
まずはプードルファーの扱い方についてポイントを紹介します。毛足の長いプードルファーのような生地をカットするときには、毛を切らないよう、裏側の布のみを、はさみでつまむように裁つといいでしょう。アイロンで毛足を落ち着かせたい場合は、生地から少し浮かせてスチームアイロンをかけると◎。縫い代などを割る場合には、アイロンは低温に設定して、当て布をしてかけましょう。また、プードルファーを縫ったあとには、縫い代部分の「毛」だけをカットします。そしてプードルファーを縫い合わせて表に返したら、はぎ目からファーの毛足を目打ちなどで引き出します。

 

プードルファーでできる「ふわふわポーチ」の作り方

【材料・道具】
・プードルファー(ライトベージュ)、タータンフリース地(紺と緑のチェック) 各22×42cm
・幅2.2cmのトーションレース(白) 22cmを2本
・幅0.6cmのベルベットリボン(ワイン色) 15cm
・20cmのファスナー(白) 1本

【用意するもの】
ミシン(あれば)、ミシン糸または縫い糸(白)、縫い糸(ボタンなど副資材と同色)、縫い針、まち針、ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台

【作り方】※単位はcm。
※手縫いの場合は、指定以外は半返し縫いで縫う。

1.プードルファーにファスナーとレースをつける
①プードルファーの表側の上端に、図のように中表(布の表側どうしを合わせる)にファスナーをのせて縫う。ファスナーをはぎ目から起こして、縫い代をプードルファー側に倒す。

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②①のプードルファーの表側に、図のようにトーションレースを1本、ぐし縫いでつける。

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③プードルファーの下端も、①と同じ要領でファスナーの反対側を縫いつけ、②と同様にトーションレースをつける。

 

2.プードルファーとフリース地の両端を縫う
①プードルファーの左右の端を、図のようにぐし縫いする。

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②糸を引っぱれるだけ引っぱって縮めてとめる。
※ファスナーをあけて作業する。

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③フリース地の上下の端を、図のように裏側に1cmずつ折る。

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④フリース地の左右の端を、①、②と同じ要領で縫い縮め、袋状にする。表に返す。

 

3.プードルファーとフリース地を合わせる
①フリース地の袋の中に、プードルファーの袋を、図のように外表(布の表側を外側にする)に合わせて入れ、フリース地の端を、ファスナーの布部分にまつり縫いする。

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②プードルファーが外側になるように返し、リボンを蝶結びして図のように縫いとめる。

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人気の犬種、トイ・プードル

生地の名前にもなっている「プードル」は、日本でも人気の犬種のひとつです。JKC(ジャパン ケネル クラブ)の「犬種別犬籍登録頭数」データによると、プードルの頭数はしばらく人気の続いていたダックスフンドを2008年に超えて、2013年まで連続で1位の登録頭数を記録しています。プードルは体の大きさによって、トイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダードの4種類に分けられますが、中でも人気は体高が 24~28cmのいちばん小さなトイ・プードル。JKCに登録されている 87,438頭のプードルのうち、86,413頭がトイ・プードルなのだそうです(2013年データ)。プードルはとても賢い犬だと言われていて、かみつくなど攻撃的なところはなく性格も温厚。マンションでも飼いやすく、トイ・プードルならキャリーバッグに入れてお出かけもしやすいことから、人気があるのかもしれませんね。そんな人気者のプードルの毛のような、ふわふわの生地でぜひポーチを作ってみてください。

 

 

 

この作品は、2014年1月号『はんど&はあと』P21、26の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:馬場柚香里

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