輪切りのレモンがアクセント!ひんやりおいしい「レモンケーキ」レシピ

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暑い夏のティータイムには、ひんやりとしたさわやかなレモンケーキを作ってみませんか。ケーキといってもオーブンは使いません。クリームを作るときに少し火を使いますが、冷蔵室で冷やし固めるタイプのスイーツですから、暑い日でも簡単に作ることができます。ケーキの上にレモンの輪切りをのせて、見た目も涼しげに仕上げます。

 

「レモンケーキ」の作り方

【材料】(22cm×26cmのバット1枚分)
・市販のクッキーまたはビスケット………60g
・バター………40g
・レモン………3個
・卵黄………2個分
・砂糖………100g
・牛乳………300ml
・薄力粉………40g

※電子レンジは600wの強を使用しています。()内は500wの強の場合です。

 

【下準備】
・バターは広口の耐熱容器に入れ、電子レンジで約20秒(約25秒)加熱し、溶かしバターを作る。
・クッキーはエアファスナーつきのビニール袋に入れ、口を閉じて、めん棒などでたたいて粉状にし、細かくする。めん棒をビニール袋の上で転がすと、さらに細かくなる(写真)。
・バットにオーブンペーパーを敷く。

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【作り方】
1.レモン1個は、塩(材料外)でこすりながら洗い、表面のワックスを落とす。それを横半分に切り、厚さ約1mmの薄切りを5枚用意する。残りのレモン(レモン約2と1/2個分)はしぼって果汁大さじ3を取り、種を取り除く。

 

2.細かくしたクッキーをボウルに入れ、溶かしバターを加え、ゴムべらで混ぜる。バットに入れ、指先で押すように敷き込み(a、b)、冷蔵室で約15分以上冷やす。

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砕いたクッキーと溶かしバターは、ゴムべらを使ってよく混ぜ、オーブンペーパーを敷いたバットにあけて、指で押しながら広げて平らにする。

 

3.ボウルに卵黄を入れて泡立て器でほぐし、砂糖の半量を加えて混ぜる(c)。

 

4.牛乳と残りの砂糖を鍋に入れ(d)、弱火で軽く沸騰するまで、混ぜながら温める。3に泡立て器で混ぜながら注ぎ(e)、さらに薄力粉をふるいながら入れ(f)、よく混ぜる。

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砂糖が溶けにくいので、半量を卵黄に、もう半量を温めた牛乳に加えて完全に溶かしてから、混ぜ合わせる。

 

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卵液がかたまらないように、混ぜながら、牛乳液を少しずつ加える。薄力粉はふるい入れ、ダマにならないようによく混ぜる。

 

5.4を再び鍋に戻し、中火にかける。泡立て器で絶えず混ぜながらとろみをつける(g)。ポコポコと表面に泡が立ったら、なめらかになるまで5分ほどかき混ぜながら煮る(h)。火を止め、粗熱がとれるまで混ぜ続ける(i)。

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クリームがこげないように、泡立て器でしっかり混ぜながら煮る。クリーム状になったあと、さらに混ぜ続けると、粉臭さが抜けてツヤのあるクリームに仕上がる。

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6.5に、1のレモン汁を加え、さらに混ぜる(j)。

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クリームの粗熱がとれるまでよく混ぜ、レモン汁を加える。こうすると、クリームがなめらかに仕上がり、レモンの香りもとばない。

 

7.62のクッキー生地の上に流し(k)、表面をならす。ラップをクリームにぴったりはりつけ(l)、冷めたら冷蔵室に入れて1時間以上おき、冷やし固める。

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8.バットからオーブンペーパーごと取り出して食べやすい大きさに切り(18〜20個分)、1のレモンの薄切りを1/4ずつカットして飾る。
クッキー生地を敷き込んだバットにレモンクリームを流してゴムべらでならし、表面の乾燥を防ぐため、ラップをぴったりとはりつける。

 

でき上がり〜!

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夏に食べたい体にいいフルーツ

レモンが酸っぱいのはクエン酸のせい。クエン酸は疲労回復に効果的で、皮にも栄養分が豊富なのだとか。輪切りにして紅茶に浮かべるほか、お肉や魚にぎゅっと絞ったり、サラダのドレッシングを作るときにお酢の代わりに使うなど、暑さで体が疲れやすい夏には、たっぷりレモンを摂取したいものです。

夏に旬を迎えるフルーツには、夏の体にとっていい効果が期待できます。たとえば7~8月が旬のスイカは、全体の95%は水分ですが、ビタミンをたっぷり含みます。利尿作用があるので、むくみが気になるときに食べるといいとされています。寝る前に食べるのは体を冷やしてしまうので避けたほうがいいでしょう。また同じく水分の多い梨も夏においしいフルーツです。解熱作用があるので、水分補給がわりに梨を食べるといいでしょう。また消化酵素を含むので、肉料理との相性がいいそうです。

夏のティータイムは、さわやかなレモンケーキと季節のフルーツで、彩り豊かに過ごしてください。

 

 

 

この作品は、2006年7月号『はんど&はあと』P30、31の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:渡辺麻紀

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