春のお部屋にナチュラル&スプリングカラーで「ファブリックパネル」を作ろう

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草木が萌え出る春は、自然を感じるナチュラルカラーやスプリングカラーを使って、爽やかでほっと落ち着くお部屋を演出してみませんか?ナチュラルカラーは、ベージュ、白、茶色を組み合わせた自然の安らぎに満ちた色。また、ラベンダー、イエロー、ライトブルー、ライトグリーン、ピンクといった明るく澄んだ色も春のお部屋に取り入れたい代表的なスプリングカラーです。開放感にあふれ、気分を一新したい春。お部屋のカラーをチェンジして、新しい季節をはじめましょう。ここでは壁に飾ったり床に置いたりしてインテリアのアクセントとなる「ファブリックパネル」の作り方を紹介します。パネルに貼る布の色によって違った雰囲気になりますから、好みの色を使って春のお部屋のインテリアコーディネートを楽しんでくださいね。

 

ナチュラルカラーorスプリングカラーを選んでコーディネート

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左側がナチュラルカラーの布を使って作ったファブリックパネル。大き目のパネルをサイズ違いで2枚作り、少し重ねて置くのがポイントです。近くにグリーンを置くと、春らしく優しい雰囲気の空間になります。

右側がラベンダー色のファブリックパネルです。小さなパネル3枚を並べて飾るのがおすすめです。3枚ともラベンダー色にするのではなく、あえてベージュやピンクを合わせることでお部屋にしっくりとなじみます。

 

春色の布できる「ファブリックパネル」の作り方

【材料・道具】(1枚分)
・布(好みの色柄) 木製パネルの幅+折り代
・3.2cm×木製パネルの長さ+折り代3.2cm
・木製パネル 好みのサイズ
・画びょう(頭が平らなもの) 適量
※布は、木製パネルにのせて、柄の出具合を見てからカットするとよい。
※木製パネルは、木枠にベニヤ板を貼ってあるパネルで、文庫本からポスター大までサイズはいろいろ。画材店やホームセンターで購入可能。
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【作り方】
※単位はcm。
布の裏側・中央に木製パネルを置き、上下→左右の順に折り代を折り返して、5~6cm間隔で画びょうを打つ。
※布のたるみ・歪みがないか表側を確認して調整しながら、作業する。
※好みで、レーステープを表側に添えて、布の折り代と一緒に裏側で、画びょうでとめる。
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春風を運ぶ紫色のいろいろ

春らしい色といえばラベンダー色ですが、春にはいろいろな紫色の花が咲きます。その中には、花の名前がそのまま色の名前として親しまれているものも多いようです。4月くらいからゴールデンウイーク頃にかけて咲く藤の花の色は藤色と呼ばれ、ラベンダーに似た明るい青紫系の色をさします。平安時代にはすでに薄い青紫を示す色名として使われていたそうです。ほかにも、スミレ、パンジー・バイオレット、ライラックなど紫系の花の色も色の名前として使われているようです。

紫色のほかにも、桜を思わせるピンクや菜の花の黄色など、春に咲く花の色をテーマカラーにするのも素敵ですね。ファブリックパネルは、季節の色の布に張り替えるだけでいいのが便利です。お部屋に季節を呼び込むインテリアアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょう。

 

 

この作品は、2010年4月号『はんど&はあと』P10~24の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:南雲久美子

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