節分の日に食べる恵方巻きをおしゃれにラッピング

sg_007p01

季節の分かれ目、「節分の日」に食べる恵方巻き

日本では明治時代の初期頃まで、1年を24の季節に分けた「二十四節気」と呼ばれる暦で生活をしていました。春夏秋冬は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」から季節がはじまり、例えば冬の季節なら立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒、そして立春をむかえます。立春や冬至といった言葉は今でも使うことが多いですよね。節分の日というのは、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを呼ぶ季節の分かれ目の日のことだったのですが、今では立春の前の日だけに用いられるようになったそうです。節分の日には東京なら、増上寺、池上本門寺、神田明神、東京大神宮、湯島天神、富岡八幡宮などのほか、各地の社寺で盛大な節分会や豆まきイベントが開かれますね。また、自宅で豆まきをするご家庭も多いでしょう。最近では恵方巻きを食べる習慣も広がってきました。節分の日に「その年のもっともよい方向」に向かって巻き寿司を無言で丸かぶりすると、その年の災難を逃れることができるといわれているものです。2014年の恵方は東北東。節分の日にはぜひ、東北東方面を向いて恵方巻きを食べてみてください。

ホームパーティにも使える「恵方巻きラッピング」

2014年の節分の日は、2月3日の月曜日ですが、その前の週にホームパーティをするなら、みんなで恵方巻きを巻いて食べても楽しいでしょう。作り方はいつもの巻き寿司と同じ要領です。酢飯は市販の寿司酢を使うと簡単に味が決まります。具は、鮭フレークとキュウリや大葉を巻いた和風のほか、ソーセージにケチャップといった洋風にしてみたり、ごま油と春雨を巻いて中華風にしたりと、いろいろ試してみるといいでしょう。恵方巻きは切らずに食べるのがお約束ですから、1本をまるごとラッピングすればパーティ感がぐっと高まります。クッキングシートで包んで、両端をリボンやひもで結ぶだけで簡単にラッピングできます。クッキングシートの間や外側に、小さく切った和紙を添えるとよりかわいくなります。1本をまるごとラッピングすると、クッキングシートをはがしながら食べることができて、食べる時に手も汚れません。パーティで余ったらそのままお持ち帰りしてもらうこともできますね。また、そのまま節分の日のお弁当にしてもよさそうです。

豆まきに恵方巻きなど、これからの1年、家族全員が元気で過ごせることを願いながら、節分イベントを楽しんでみてください。
この記事は、2006年2月号『はんど&はあと』P7の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
調理・スタイリング:広沢京子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る