レース&レースペーパーを使ってエレガントにラッピング

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ロイヤル・ウエディングでも注目を浴びたウエディングレース

レースといえばウエディングドレスの優雅なイメージを思い浮かべる人も多いかもしれません。その起源はとても古く、古代エジプトの遺跡から発見されており、日本にも奈良時代に唐からわたってきたともいわれています。ヨーロッパでは国の基幹産業にも発展し、手で作るレースから機械レースへと発展していきました。2011年4月に世界中で話題となったウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウエディングですが、キャサリン妃のウエディングドレスにも大きな注目が集まりましたね。細身のウエディングドレスの肩から袖にかけての花模様のレースは、アイルランドで生まれた伝統的なレース「カリクマクロス」という手法で作られたものなのだそう。モチーフになったのは、バラ(イングランド)、ラッパスイセン(ウェールズ)、アザミ(スコットランド)、クローバー(北アイルランド)と、英国の4つの地域を象徴する花と葉でした。ロイヤル・ウエディングにふさわしい伝統と気品あふれるウエディングドレス姿が、世界中の人たちを魅了しました。

 

レースモチーフはラッピングシーンでも大活躍

レースといえばウエディングドレスにはもちろん、ベールやグローブにも欠かせないアイテムです。そんな上品で優雅な印象をかもしだすレース柄は、ラッピングアイテムとしても優秀です。レースペーパーやレーステープなら手軽に用意できますし、ちょっとしたものを包むときにプラスするだけでも素敵なプレゼントになります。
ここでは、手作りのお菓子をおすそわけするときに、レースペーパーとレーステープを使ってラッピングを紹介しましょう。透明の袋をテトラ形にして中にレースペーパーを敷き、お菓子を詰めるだけです。入れ口を閉じるときにレーステープを使い、レースのモチーフや造花などを添えればぐっとおしゃれになります。

 

レースペーパーを使ったラッピングバッグの作り方

【材料・道具】
・直径約10cmのレースペーパー(白) 2枚
・OPP袋(11cm×17cm) 1枚
・幅0.5cmのレーステープ(白) 100cm
・レースモチーフ(白/好みのもの。幅広のレーステープをカットして使ってもよい) 1枚
・造花(好みのもの) 1個
定規、縫い針、縫い糸(好みの色)、糸切りばさみ

 

【作り方】
※単位はcm
1.①OPP袋の入れ口の中央(★と☆)を持ち、前後に開く。
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②OPP袋の入れ口のわきどうしを合わせ、テトラ形にする。
③OPP袋の中にレースペーパー2枚を、重ならないように敷き、お菓子を入れる。
④③の入れ口に、レーステープと造花の茎部分をのせる。

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⑤レーステープと造花を一緒に、OPP袋の入れ口を何度か折って、袋の形を整える。
⑥縫い糸1本取りで、⑤で折った部分を粗めにぐし縫いし、上端にレースモチーフを縫いとめる。

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2.①下側から出ているレーステープを、1の縫い目に添わせて上側のレーステープと合わせ、2本一緒にひと結びする。
②レーステープ2本を適当な位置でかたなわ結びにし、輪を作る。

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この作品は、2012年6月号『はんど&はあと』P65の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:星谷菜々

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