- 2016-12-5
- はんどカフェBlog, アイデア, 読み物
最近話題のデコ巻きずしってなに??
お客様へのおもてなしやお祝いごとの席には欠かせないものとして、房総の人々に親しまれていた太巻きずしを、現代風にアレンジし、デコ弁やキャラ弁のように親しみやすい絵柄を考案したものが「デコ巻きずし」です。
巻きずしは日本の家庭料理として古くから親しまれていました。千葉県の房総各地には、具材と巻き方を工夫して巻きずしの断面に、お花や文字など、美しい絵柄を描いたものが「房総の太巻きずし」として伝わっていて、日本の郷土料理百選にも選ばれています。
工夫しだいで、かわいい動物や人気のキャラクター、文字、古くから続く伝統の絵柄など、さまざまな模様を巻くことができます。
物づくりが好きな人はデコ巻きずし作りに向いている!?
「デコ巻きずしを作るのって難しいんでしょ?」「巻いてみたいけど料理が苦手だから…」そのきれいな絵柄を見て、デコ巻きずし=難しいと、いうイメージがあるかもしれませんが、実は案外誰でも作れてしまうといいます。
日本デコずし協会認定・デコ巻きずしマイスターで、自宅教室をはじめ、企業や学校、カルチャーセンターなどへの出張レッスン、日本国内だけでなく、シンガポールをはじめ海外にも出張レッスンに引っ張りだこの人気講師、若生久美子さんによると、
「絵柄のある巻きずしは、色とりどりの酢飯と様々な食材を組み合わせて作ります。その出来上がりは工夫次第でどんな形にも味にも変化します。この作業は、料理というより手芸や工作といった、物づくり近い感覚」
…なのだとか。料理が苦手という方でも、デコ巻きずしはきれいに巻ける!という人も。また、小さいお子様でも少し大人が手伝ってあげればコツをつかんできれいに巻くことができるそうです。
「苦手な食材でもかわいいデコ巻きずしにすると美味しく食べられたり、作ることで料理に興味を持ったりと、食育にもつながる親子のコミュニケーションとして楽しめますよ」とのこと。
どんな絵柄が巻けるの??
小さいお子様には、クマやうさぎ、犬やネコなど、かわいい動物の絵柄が人気ですし、生ものを使わないレシピであれば、お弁当にも入れることができるので、キャラ弁のような感覚で、デコ巻きずし弁当を作ってみてもいいでしょう。また、和柄の代表的な四海巻きなども、人気の絵柄です。
そして季節のイベントごとやホームパーティーにも、デコ巻きずしは大活躍です!
少し難しい工程になりますが、クリスマスにはサンタさん、節分にはかわいい鬼、子どもの日にはこいのぼりなど、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
若生さんによると、レッスンやホームパーティなどでデコ巻きずしを巻いて切ったとき、必ずみんな「かわいい~!きれい!」「すご~い!」と目を輝かせて感動の表情をうかべてくれるといいます。これは何ともいえない楽しい瞬間ですね。
また、海外の方にもお寿司は大人気です。日本文化として正統派のお寿司も素敵ですが、かわいい絵柄のデコ巻きずしも本当に人気があります。日本人ならではの繊細さやその発想に「クールジャパン」を感じてくれるようです。
生の魚を使わず、かにカマボコや玉子焼き、チーズ、アボカドやエビフライといった食材で作れば生魚を食べる文化のない国の方でも美味しく頂けるのも人気の一つです。
断面に絵柄のあるものだけでなく、ロールケーキ寿司やキャタピラーロールといった、デコ巻きずしも海外の方には喜ばれます。
海外に行った際にクールジャパンを伝えるアイテムとして、デコ巻きずしを作ってみてはいかがでしょうか。季節のイベントやホームパーティなど、さまざまなシーンで食卓を美しく賑やかに彩りますよ!
若生久美子さんプロフィール…1977年生まれ兵庫県在住。2014年に初めてデコ巻きずしを見て一目ぼれし、日本デコずし協会認定・デコ巻きずしマイスターを取得。同年8月より「はち巻子」の名前でデコ巻きずしインストラクターの活動を開始。2015年にはシンガポールでデコ巻きずしレッスンを開催するなど、日本全国はもちろん、海外での出張レッスンにも対応している。
ブログ http://ameblo.jp/nanairo-roll
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