- 2014-8-8
- はんどカフェBlog, 読み物
いざソーイングを始めると、糸や針の選び方、ミシンの上手な使い方…わからないことがいっぱいですよね。そこでソーイング初心者から寄せられた疑問に、手芸家のせばたやすこさんが答えてくれました。これで布小物や洋服作りから子どもの園グッズまで、どんどんチャレンジできますよ!
今回の疑問は「返し縫いのポイントは?」。
Q1.「半返し縫い」と「本返し縫い」が上手にできません。
半返し縫い、本返し縫いが上手にできません。きれいに縫う方法を知りたいです。
A.スムーズに美しく仕上げるコツがあります。
スムーズに縫い進めるためのポイントと、美しく仕上げるコツをお教えします。必ず、でき上がり線上に針を出し入れすることと、カーブの部分は、細かい縫い目で縫うのがポイントです。
縫い目の長さを揃える
半返し縫いの縫い目の長さは、約0.2cm。本返し縫いの縫い目の長さは、0.3〜0.4cm。でき上がり線上に、きちんと針を出し入れするようにします。
※写真は図の布の表側(ピンクの側)から見た状態。
まち針を細かくとめる
でき上がり線にまち針の針先を入れ、2枚の布どうしをしっかりととめることで、布が動かず、針の出し入れがしやすくなります。まち針どうしの間を、あまりあけないようにします。
カーブの部分は、縫い目を細かく
直線部分よりも、縫い目を細かくする(半返し縫いなら縫い目は約0.15cm、本返し縫いなら約0.2cm)と、カーブがきれいに出ます。
縫い糸を長くしすぎない
縫い糸は、40〜50cm長さにカットして針穴に通します。縫い糸が長すぎると、もたついて、扱いにくく、縫うのに時間がかかるだけでなく、縫っている途中で、糸がからまって結び玉ができてしまうことがあります。
この内容は、2012年3月号『はんど&はあと』P66の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
監修:せばたやすこ http://nelie-rubina.com/