- 2015-5-8
- はんどカフェBlog
衣替えの季節になると必ず悩む、衣類の捨てどき。この時期になると2010年の流行語にノミネートされた「断捨離(だんしゃり)」という言葉を思い出すという人も多いかもしれません。この言葉はやましたひでこ氏の著書によって広まった言葉で、衣類の整理や片付けだけに使う言葉ではありませんが、「ものが捨てられずにどんどんたまっていく」という人には、強い味方になる言葉になりそうです。
日本人には「もったいない」という概念が古くからあります。ひとつのものを大切に使うことは大切ですが、袖を通すことのない衣類をたんすにしまったままというのは「スペースの使い方がもったいない」ということになるかもしれませんね。衣替えのときに「もうしばらく着ていない」というシャツがあるなら、思い切って捨ててしまいましょう。布の部分は使い捨ての掃除布として再利用してもよさそうです。ボタンがついているならとっておいて、こんなアクセサリーを作ってみるのも楽しいですよ。手元にあるいらないボタンを使う、ストラップとリングの作り方を紹介します。
ボタンを「リング」にリメイクする方法
【材料・道具】
A(約11号):足つきボタン(直径1.5cm)1個、ビーズ(丸小・黒)38個
B(約11号):足つきボタン(直径1.2cm)1個、ビーズ(極小・赤)40個
C(約11号):足つきボタン(直径1.2cm)1個、ビーズ(極小・赤)35個
共通:テグス3号30cm、ボンド、はさみ
【作り方】
※わかりやすいように図の中のテグスの色を変えています。
1.ボタンにテグスを通し、ビーズをすべて通す。ビーズの数は指に当ててみて、サイズに合わせて増減するとよい。
※指のサイズやボタン穴の寸法によって、数が変わる。
2.同じところにもう1周テグスを通し、テグスを引き締めて3回固結びをする。結び目にボンドをつける。
簡単にできるから、いろんなボタンで作って、コーディネートに合わせて替えてみてもOK。
ボタンを「ストラップ」にリメイクする方法
【材料・道具】
A:ボタン(直径1.1cm)半透明 12個
B:ボタン(直径1.1cm)青系4種類を各2個、緑系2種類を各2個
共通:縫い糸60cmを2本、縫い針2本、糸切りばさみ
【作り方】
※わかりやすいように図の中の糸の色を変えています。
1.2本の糸をそれぞれ針に通す。端を10cmずつ残し、1個めのボタンに、2本の糸を交差させ、図のように通す。針をつけたまま、固結びをする。2個めのボタンにも図のように糸を通して固結びをする。
※糸の入れ始めの位置に注意する。
2.2個めのボタンと同じようにして計11個のボタンに糸を通す。11個めも固結びをしたら、1本の糸で10cmの輪を作り、固結びをする。12個めのボタンも2個めのボタンと同様に通し、固結びをする。
3.dの糸を★の穴に通し、1個めとつないで輪にする。
4.bとdの糸を固結びする。aとcの糸を固結びする。余った糸をカットする。
二つの穴のボタンをつないだストラップ。毎日使うものだから、あきのこないデザインにするのが一番。
リングをはめるのはどの指に?
結婚指輪は「左手の薬指」というのが通例ですが、左手の薬指にリングをはめるのには「愛」や「幸せ」という意味があるのだそうです。また、5本の指のなかではいちばん動きが少ない指なので、大切な指輪を落としにくいという理由もあるのかもしれませんね。ちなみに中指は「ミドルフィンガー」と言い、直感やひらめきなど創造的なものをつかさどる指なのだそう。インスピレーションを高めたいなら左手の中指に、行動力を高めて元気に過ごしたいなら右手の中指にリングをはめるといいそうですよ。
この作品は、2005年5月号『はんど&はあと』P72の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:青木恵理子