子どもの日のお祝いの席にぴったりな「箸置き」の作り方

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5月5日は端午の節句 家族そろって食べたい粽(ちまき)と柏餅

5月5日は今は子どもの日ですが、この日は男の子の成長を祝い健康を祈る端午の節句でもあります。男の子がいる家庭では、立身出世を祈念する鯉のぼりを立てたり、勇ましい五月人形を飾ったりすることでしょう。子どもの日は国民の祝日ですから、家族や親類が集まったり、友人を呼んでホームパーティという人も多いかもしれませんね。

古くから端午の節句には、粽や柏餅を食べる風習があります。粽はもとは中国から伝わった食べ物ですが、日本ではもち米の団子や上新粉を練ったものを植物の葉で巻いて蒸したものとして発展しました。これがどうして端午の節句に食べるようになったかというと、どうやら中国の故事からきているそうです。戦国時代に楚の国に仕えて人々に慕われた屈原(くつげん)が、とある陰謀に巻き込まれて国を追われ、5月5日に入水自殺を図ったのだそうです。屈原の死を悲しんだ民は、弔いのために粽を川に投げ入れました。しかし粽は屈原に届く前に龍に盗まれてしまったため、龍が苦手とする楝(れん)の葉で包み、五色の糸で結んで再び川に流しました。これが粽の始まりと言われていて、端午の節句の粽は魔除けにもなると伝わる地方もあるのだそうです。

日本では粽のほかに、柏餅も端午の節句によく食べられます。柏の葉は、葉が枯れて落ちる前に新芽が出ることから、子孫繁栄の意味を表して縁起が良いと言われています。端午の節句のお祝いには、デザートや手みやげに粽や柏餅を用意して、家族や友人みんなで楽しい食事会をしたいですね。

 

子どもの日のパーティに用意したい「箸置き」の作り方

端午の節句にみんなが集まるなら、テーブルセッティングにもひと工夫すると楽しさを演出できますよ。こんなキュートな箸置きならみんなも喜んでもらえそうです。簡単に作れますから、ぜひチャレンジしてみてください。

【材料・道具】
色紙(好みの色)6cm×6cm
両面テープ、定規、カッター

【作り方】
※単位はcm。
1.色紙の上部にカッターで切り込みを入れる。左端の裏側に両面テープをつける。①~③の順に谷折りをし、■と□の面を貼り合わせる。
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おはし21

 

2.1で入れた切り込みに好みのモチーフの一部を差し込む。
※モチーフはこちらのブログを参照

 

 

この作品は、2009年5月号『はんど&はあと』P7、8の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

 

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