クレープパーティーに大活躍!ワックスペーパーで作るクレープ包み

ワックスペーパー

大勢の人が集まるときに便利な調理器具といえばホットプレート。焼きそばやお好み焼きなど、目の前で調理をしながらのパーティーは、会話が絶えない楽しい時間です。ほかにも餃子を焼いたりパエリアを作ったりもでき、いろいろなお料理パーティーが開けそうです。もし子供がたくさん集まるなら、クレープパーティーを開いてもいいかもしれません。ホットプレートでクレープ生地を焼いて、子供たちそれぞれが好きな具を巻いていただきます。お皿の上で食べるのももちろんいいですが、街のクレープ屋さんのようなラッピングをすれば、パーティー気分が盛り上がるでしょう。今回は、三角形に折ったクレープを包んで食べるための「クレープ包み」の作り方を紹介します。

 

ワックスペーパーでできる「クレープ包み」の作り方

【材料・道具】(1個分)
ワックスペーパー 22cm×11cm、色紙(好みの色)22cm×11cm、紙(好みのもの)4cm×4cm、コンパス、はさみ、のり
【作り方】
1.色紙とワックスペーパーを直径21.5cmの半円にカットし、重ねる。
ワックスペーパー_4
2.3等分に折る。
ワックスペーパー_31

3.Aの面に手を入れ、開いてふくらませる。■の辺が中央になるように折り直す。
ワックスペーパー_2
4.■の辺の天地中央部分に、星形にカットした紙をのりで貼る。
ワックスペーパー_1

クレープの始まりはフランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理「ガレット」

クレープは小麦粉と卵や牛乳で作った生地に、具を包んだりのせたりしていただきますが、この料理の元となったのはそば粉でつくるガレットだと言われています。ガレットはもともとフランスのブルゴーニュ地方の郷土料理。この地方は小麦の生産に向いていなかったため、古くから栽培されていたのがそばだったのだそう。最初はそば粥やそばがきのようにして食べられていましたが、そのうちそば粉に水と塩を加えて薄く焼くガレットが生まれたと言われています。そして時代を経て同じような調理法で、小麦粉で作るクレープが作られるようになったと伝わります。日本でクレープというと、今回紹介したクレープ包みのように、焼いたクレープ生地にクリームやアイスを挟んで、くるりと巻いたものを思い浮かべますね。実はこれ、日本スタイルのクレープなのだとか。1977 年に「原宿カフェクレープ」が、日本ではじめてのクレープ専門店「カフェ・クレープ 1号店」を原宿にオープンさせ、広まったと言われています。
本場のガレットやクレープは、丸く焼き上げた生地を折り畳んで塩とバターをのせたり、真ん中に具材をのせて三方または四方を折りたたんだりしていただくそうです。子供たちと自宅で食べるなら、今回紹介したように、クリームやアイスクリーム、フルーツなどを包んで、日本流のクレープにして食べると楽しそうです。

 

 

この作品は、2005年8月号『はんど&はあと』P38、44の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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