かぎ針で編むモチーフで「サンキューカード」を簡単アレンジ

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3月は引っ越しや子どもの卒園・卒業、会社の異動などで「ありがとうの気持ち」を伝えたい場面が増えますね。感謝の品と一緒にカードを贈ると、一段と気持ちのこもった贈り物になります。ゼロからサンキューカードを手作りする時間がないなら、定型のサンキューカードにワンポイントのアレンジを加えてみるというのもアイデアです。レース糸をかぎ針で編んで作るモチーフは、短時間でできるので時間がなくても大丈夫。またモチーフは2段や、3段編むだけで簡単にできますから、根気のいる編み物が苦手と言う人でも安心してできそうです。好みの色のレース糸を使って、まずは素敵なモチーフを作りましょう。

モチーフの編み方はこちら

モチーフができたら、カードに貼りつけていきましょう。同じようにできるモチーフつきのノートの作り方も合わせて紹介します。大勢で寄せ書きをする必要があるときには、ノートに想い出の写真を貼ってカードと一緒に贈ると、喜んでもらえそうですね。

 

カード&ノートの作り方

【材料・道具】
カード
・モチーフ モスグリーン/2枚
・モチーフ モスグリーン/1枚
・カード 11cm×7.5cm
※二つ折りになったカードを使用
・柄布(ベージュに白の水玉) 12cm×16cm
・好みの文字をスタンプした紙 4cm×1cm
※文字は手書きでもOK
布用ボンド、両面テープ、裁ちばさみ、定規

ノート
・モチーフ 薄茶/1枚
・モチーフ 薄茶/1枚、生成り/1枚
・ノート 11cm×15cm
・柄布(生成りに赤の模様) 23cm×16cm
・太さ0.1cmの麻ひも 28cm
布用ボンド、両面テープ、裁ちばさみ、定規

【作り方】
1.まず、カードまたはノートの周囲と中心に、両面テープをつけ、柄布を貼る。次に、カードやノートに合わせて、まわりの余分な布をカットする。

2.1に、それぞれ図のようにモチーフ、モチーフをボンドで貼る。ノートは、モチーフの下に麻ひもをはさみ込んで一緒に貼る。
※モチーフは、縁にはボンドをつけずに貼ると、動きが出て、かわいく仕上がる。

3.カードの上中央に、好みの文字をスタンプした紙を貼る。ノートのひもは、右横で蝶結びする。

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グリーティングカードに気持ちを添えるプチモチーフを

日本では文房具店にはたくさんの種類のグリーティングカードが揃っていますが、アメリカでは文房具店に限らずあらゆるお店でいろいろな種類のグリーティングカードが買えます。カードの種類も豊富で、誕生日や結婚式、父の日や母の日はもちろん、誰かが亡くなった時には「Sympathy」カード、病気のお見舞いなら「Get Well」カードなどがあります。アメリカにはイベントや季節の挨拶のほか、パーティにお呼ばれをした時にもカードを贈って気持ちを伝える習慣があるのだそうです。日本では「言わなくても分かってもらえる」という文化が根付いていますが、多民族国家のアメリカでは「言葉で伝えることこそが大切」という文化なのかもしれませんね。また多くのグリーティングカードを贈り合うアメリカでは、届いたグリーティングカードを飾っておく習慣があるのだそうです。気持ちがこもったメッセージ入りのカードを飾るなんて、とても素敵なことですね。日本にはそのような習慣をもつ人は少ないかもしれませんが、誰かにグリーティングカードを贈る時は、思わず飾りたくなるような素敵なカードに仕上げるといいかもしれません。今回ご紹介したプチモチーフは簡単に作れますので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

この作品は、2006年3月号『はんど&はあと』P59、63の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:poche 中西和恵(ポシュ なかにしかずえ)http://www3.ocn.ne.jp/~poche/

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