- 2014-12-28
- はんどカフェBlog
手作りが好きな方の自宅には、たくさんの端切れが眠っているはず!年末の大掃除には、端切れボックスの中に眠る布を使って掃除道具を作ってみませんか?「いつか使うかも」と思いながら使う機会がなかった端切れたちを処分する、いいきっかけにもなりますよ。今回紹介するのは、棒の先に布を取りつけた「はたき」の作り方。古くからある古典的な掃除道具でありながら、その威力は絶大。手が届かない隙間の掃除も、これさえあればラクラクです。
例えば掃除機の先が入らないような家具どうしの隙間には、はたきを入れて、ごみやほこりをかき出しましょう。かき出したほこりは、掃除機で吸い取ってください。また、テレビやパソコンの画面やキーボードは、静電気がおきてほこりがつきやすいところ。これもはたきを使ってまめに掃除をするのが◎です。ビニール素材でできている壁や凸凹のある壁は、ほこりを吸着しやすい性質を持っているため、汚れが気になる箇所でもあります。
そこで、このはたきを使って、ほこりを落とすようにするといいでしょう。化繊の布は静電気がおきやすく、ほこりを吸着させる力が強いため、はたきに最適ですから、化繊と綿の布とを組み合わせて作るのがポイントです。
「はたき」の作り方
【材料・道具】
布(好みの色柄)42cm×4cmを16枚、直径1cmの丸棒45cm、ヘアゴムまたは輪ゴム1本、ひも 50cm、定規
【作り方】
※単位はcm。
2.丸棒の先を包むように布を半分に折る。折った布の根元を、丸棒ごと持って押さえ、ヘアゴムまたは輪ゴムを数回巻きつけて固定する。
3.2の上下をひっくり返して、ひもを布の根元に3~4周ぐるぐると巻きつけて一度しっかりと結び、蝶結びをする。
高いところから低いところに向かって、手首のスナップを利かせながら、パタパタとたたくようにほこりを落とします。切りっぱなしの布で、縫わずに作れるのも魅力です。不用な布のなかから、おしゃれなものを選んだり、色合わせを考えながら作るのも楽しいですよ。
ビニールひもを使って作っても◎
「ビニール素材は静電気がおこりやすい」という性質を利用して、はたきの布の部分をビニール素材につけ替えるのもいいでしょう。ビニールひもを棒の先に取りつけて、細かく裂くだけです。このはたきを使うときは、バタバタするというよりも、静電気の力でほこりをビニールに吸いつかせるようにすることがポイント。ほこりが気になる箇所を、そっとなぞるように使ってみてください。棒の部分を伸縮自在のポールを使うと、使い勝手がいいかもしれません。ぜひ試してみてください。
この作品は、2008年12月号『はんど&はあと』P74の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:酒向志保