これは便利!布を重ねて真ん中をザッと縫うだけの簡単雑巾

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年に一度の大掃除、一年分のほこりを積もらせたところのふき掃除は、雑巾を何度も洗わなくてはいけないので、億劫な気分になりますよね。そんなときには「ノート形雑巾」を作ると便利です。これは、手元にある四角い端切れを揃えて、真ん中をミシンで縫い合わせるだけです。形がバラバラでも、縫い目がまっすぐでなくても大丈夫ですから、細かい作業が苦手という人でも簡単にできますよ。
半分に折りたたんで使います。ノートのように1枚ずつめくれば、きれいな面を出すことができるので、雑巾を何回も洗いに行くことなくふき掃除ができます。お気に入りの布を入れて作れば、お掃除も楽しい気分でできそうです。これを機会に、端切れの整理をしてみませんか。

 

「ノート形雑巾」の作り方

【材料・道具】

布(好みの色柄)約30cm×25cmを7枚程度、ミシン糸(白)、ミシン、定規
※布は雑巾にしたときに、絞りやすい枚数を用意しましょう。

【作り方】
※単位はcm。
布7枚を重ねて、図のように中央を縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをする。
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長さが足りない布があっても大丈夫!!
雑巾
布は、すべてサイズが揃っていなくてもOK。指定のサイズより3~4cm大きくても、小さくても問題はありません。

 

こんなところに使ってみて

雑巾を洗う場所から離れていることが多い玄関の外(扉や郵便受け、門灯など)や、車の中の掃除に向いています。また自転車や三輪車をきれいにしたいときにも便利です。窓や鏡をふく場合、汚れをふき取ってから、別の汚れていない雑巾で仕上げをしたいですよね。そのような場合に、雑巾を替えずにすぐにきれいな面を出すことができます。
床や階段、廊下は、面積が広いので、ふき掃除をするのが大変です。そのようなときでも、汚れた面をどんどんめくって、きれいな面で、ふき続けることができます。

 

古着やシーツの買い替え促進にも!?

そろそろ古くなってきたけれど、捨てるほどの状態でもないからと、「捨て時」を見失ったTシャツやシーツって意外とたくさんありませんか?それなら年に一度の大掃除に、思い切って雑巾として再利用するとよさそうです。とくに着古した綿のシャツなどは、吸水性が高いため、使いやすい雑巾になります。欲張ってたくさんの布を重ねてしまうと、絞りにくくなるので、適度に薄手のものを数枚重ねて作るのがよさそうです。
またタオルも同じように、いつまで使い続けていいか分からないもののひとつかもしれません。今回紹介した方法なら、タオルも最後のリサイクルに使えそうです。「タオルは1年に一度買い替える」というルールを設けているお宅もあるそうで、新年早々、新しいタオルを使うのも気分が変わっていいかもしれませんね。

 

 

 

この作品は、2008年12月号『はんど&はあと』P75の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:酒向志保

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