大きなフェルトで作る、すわり心地抜群!フェルト座布団の作り方

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冬にぴったりのフェルト素材は切りっぱなしでOKだから、手間をかけずにかわいいアイテムを作ることができます。お裁縫が苦手な人にも嬉しいこの素材を使って、座布団を作ってみましょう。フェルトをカットしてブランケットステッチで縫い合わせて、中にスポンジをはめ込むだけ。布端の処理も不要ですし、多少ステッチがばらついても作品の味わいになります。座布団の真ん中に好きなモチーフのアップリケをつけてアクセントにしても◎です。好きなモチーフのほか、大きさと色の異なる丸いフェルトを散らして縫いつければ、カラフルで楽しい座布団になりそうです。

フェルトで作る「あったか座布団」の作り方

【材料・道具】

・フェルト(水色)30cm×30cm  2枚 、3.5cm×30cm  4枚
・フェルト(オフホワイト)15cm×10cm
・25番刺しゅう糸(水色、オフホワイト)各適量
・厚さ3.5cmのスポンジ 30cm×30cm 1個
ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、まち針、刺し ゅう針、糸切りばさみ、目打ち

【作り方】
※単位は cm。
※刺しゅう糸は3本取りで使用。

1.オフホワイトのフェルトを「好きなモチーフ」にカットする。目の位置に、目打ちで穴をあけてから切り抜く。

2.30cm×30cmの水色のフェルト1枚に、1をたてまつりで縫いつける。
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3.3.5cm幅の水色のフェルト4枚を、図のようにブランケットステッチでつなげて輪にする。
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4.23を、ブランケットステッチで縫い合わせる。
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5.4をひっくり返し、中にスポンジをはめ込んでから、残りの30cm×30cmの水色のフェルトをかぶせて、ブランケットステッチで縫い合わせる。
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2015 年はひつじ年!

2015年はひつじ年ですので、フェルト座布団の作品見本では、ひつじのアップリケをつけました。ひつじ年は漢字で書くと「未年」となり、動物に当てはめると「羊」になります。
また、「今年の“干支”は?」と聞かれて「ひつじ年」と答えるのは少し足りなくて、「乙未(きのとひつじ)」というのが正しいのだそう。これは「干支」とは「甲・乙・丙・丁」といった「十干」と、お馴染みの「子・丑・寅・卯」から続く「十二支」を組み合わせたもので、2015年は十干の「乙」、十二支で「未」の年ですので「乙未」と呼ばれます。十干は10種、十二支は12種類あるので、この組み合わせは全部で60種類。数え年で61歳または満60歳をお祝いする「還暦」は、この干支が一巡したということなのです。還暦は「生まれたときに還る」という意味があり、かつて産着に魔除けの意味のある赤を使っていたことから、還暦のお祝いに赤い衣類を身につける習慣が残っています。
ちなみに2016年の干支は「丙申(ひのえさる)」、2017年は「丙酉(ひのととり)」、2018年は「戊戌(つちのえいぬ)」の年。毎年動物のモチーフを変えて、新しいフェルト座布団を作るのもきっと楽しいですね。

 

 

 

この作品は、2007年1月号『はんど&はあと』P25の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:青木恵理子

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