入園おめでとう!ホットプレートを囲んで家族でお祝いパーティー

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保育園や幼稚園への入園は、「親と離れて過ごせるか、お友達の輪に入って行けるか」と親が心配するのと同じくらい、子どもにとっても不安がいっぱいです。年齢が幼いほど、「園に通う=お母さんと離れる」ということを入園前に理解できないかもしれませんが、「保育園・幼稚園に通うんだよ」という心づもりを持たせるためにも、家族でお祝いパーティーをするといいかもしれませんね。

 

目の前ででき上がるのが楽しい! ホットプレートのパーティーメニュー

普段の食事でも焼き肉やお鍋など、目の前で調理する料理は焼ける音や煮立つ香りが食欲をそそるメニューですね。焼肉なら手作りソースやサラダの盛り方にこだわったり、鍋ならスープの味を変えたりすると、ぐっと特別感が高まり、パーティーメニューらしくなります。最近は卓上たこ焼き器も人気で、目の前でたこ焼きを焼きながらアツアツをほおばるのも楽しいですよね。もうひとつ、食卓をみんなで囲んでパーティーができる調理器具がホットプレートです。お好み焼きやパンケーキなどの定番メニューのほか、ピザやパスタ、餃子を焼くのにもぴったりです。子どもの入園パーティーなら、彩りもカラフルに仕上がるパエリアもおすすめです。

 

下ごしらえは子どもも参加して作る楽しさも味わって

パエリアとは、スペイン東部のバレンシア地方が発祥の、米と野菜、魚介類や肉を炊き込んだ料理です。「パエリア」とは「フライパン」を意味する言葉で、本場では専用のパエリア鍋を使って作るそうですが、普通のフライパンやホットプレートを使ってもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。調理をするときは、子どもが参加できるといいですね。包丁を使うものは大人が担当して、エビの皮をむいたりホットプレートで材料を炒めたりするのは子どもに分担しましょう。調理前には黒っぽかったエビが、でき上がるときれいなオレンジ色になるという発見もすばらしい体験です。

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好き嫌いがあっても大丈夫、みんなでワイワイ「おいしいね」が大事

パエリアの具はパプリカやインゲン、マッシュルームやトマトなど、子どもが嫌いな野菜も入っているかもしれません。味覚には「甘み」「うま味」「塩味」「苦味」「酸味」といった要素がありますが、生後5~6カ月頃には大人と同じくらいの味覚があるそうです。ただ、化学物質や毒物に多く含まれる「苦味」や、腐敗や未熟な食べ物に多く感じられる「酸味」は本能的に避けるため、嫌がる子どもが多いのだそう。こういった味覚は経験を積むうちに慣れてくるものなので、幼少期にはいろいろな味覚を体験できる機会を増やすといいでしょう。嫌いなものを目の前にして「食べなさい」と強制されると、子どもも「食べなきゃいけないんだ」と緊張してうまく食べることができなくなります。それよりも周りの大人が「おいしいね!」と笑顔で食べていると、子どももつられて食べられるということがあるのです。「ひとつお兄さん(お姉さん)になるね、入園おめでとう!」と言いながら、みんなで楽しくホットプレートを囲むのがいいですね。

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この記事は『はんど&はあと』2011年6月号P55を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。

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