- 2014-1-19
- はんどカフェBlog, 作り方
春らしいリネンのレッスンバッグで新生活をスタート
子どもが保育園や幼稚園、小学校に入学する時に必要なのがレッスンバッグ。通園&通学するときのカバンは、園や学校指定のリュックタイプのカバンやランドセルがありますが、絵本や図工などの道具を入れるためのレッスンバッグも用意する必要がありますね。園や学校に行く時だけでなく、ピアノや英語塾などの習い事に持って行くのにも便利です。お裁縫が苦手なお母さんも、四角くミシンをかけるだけのレッスンバッグなら簡単に作れるのでぜひチャレンジしてみませんか?
キルティングやキャンバスなど、レッスンバッグを作るのに使いやすい生地はいろいろありますが、リネンも洗濯に強いのでおすすめです。リネンのざっくりとした風合いは、春らしい雰囲気。新入園&入学の季節にぴったりな生地かもしれませんね。
プリント地とリネンテープがデザインのアクセントに
ポケットはプリント地をパッチワーク風にアレンジ、バッグの上部に柄つきのリネンテープをつけるだけでおしゃれなレッスンバッグができ上がります。直線に縫い合わせていくだけなので簡単です。花柄の洋服が多い女の子なら、ポケット部分に花柄の生地を使ったりしても、洋服とのコーディネートが楽しくなりそう。バッグの開閉部分は、ボタンで作ると子どもでも開閉がしやすいでしょう。新しい生活が始まるワクワク感がいっぱい詰まった、リネンのレッスンバッグ。ぜひ、楽しみながら作ってみてください。
新入園&入学のためのレッスンバッグの作り方
【材料・道具】
麻布(女の子用/ベージュ、男の子用/水色)
・外袋 47㎝×60㎝
・外ポケット(内側) 27㎝×20㎝
木綿布または麻布(女の子用/白に赤の水玉、男の子用/白に青のストライプ)
・内袋 47㎝×66㎝
・口布 5㎝×47㎝を2枚
・内ポケット 27㎝×21㎝
・持ち手 4㎝×37㎝を2枚
プリント地(女の子用/赤系統、男の子用/青系統)
・外ポケット(外側)a15㎝×20㎝、b14㎝×10㎝、c9㎝×12㎝、d7㎝×12㎝を柄違いで1枚
リネンテープ(女の子用/ベージュに白の縁取り)、男の子用/ベージュに青の縁取り)幅2㎝×37㎝を2本
直径2㎝のボタン(ベージュ)1個
麻ひも(ベージュ)12㎝
ミシン、ミシン糸(布と同色)、定規、縫い針、まち針、アイロン、アイロン台、ペン型チャコ
【作り方】
※女の子用で解説。男の子用は布を替えて、同様に作る。単位は㎝
1.布の裏面の内側1㎝に、ペン型チャコででき上がり線を引く(内ポケット、持ち手は除く)。
2.外ポケットを作る。
①プリント地・外ポケットのcとdを中表(布の表側どうしを合わせる)に合わせ、縫い合わせる。縫い代を、アイロンで割る。
③②と外ポケット(内側)を中表に合わせ、返し口を残して周囲を縫う。※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
④返し口から表に返し、上端を縫う。※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
3.外袋を作る。
①外袋に、2の外ポケットを縫いつける。上下の端に、口布を中表に合わせて縫い、縫い代を割る。
②①を、折り山で中表に半分に折り、両端を縫う。縫い代を割る。※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
4.内袋を作る。
①内袋に、内ポケットを縫いつける。※縫い始めと縫い終わりは返し縫い。
(右上)内ポケット(裏)
上端を幅1㎝の三つ折りにして縫う。残りの3辺にジグザグミシンをかける。
(右下)(裏)
下、左右の順に、裏側に1㎝折る。
②折山で中表に半分に折り、返し口を残して、両端を縫う。縫い代を割る。※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
5.持ち手をつける
①持ち手を作る。
水玉・持ち手の2辺を裏側に折る。
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リネンテープと外表に重ね、両端を縫う。
②外袋を表に返し、持ち手を仮留めする。反対面にも、同様にとめる。麻ひもを半分に折り、外ポケットのついていない面に、仮留する。
6.外袋と内袋を中表に重ね、入れ口を縫う。表に返し、返し口をはしご縫いする。
①内袋の中に、5の外袋を入れ、入れ口を1周縫う。※縫い始めと縫い終わりは、返し縫い。
②返し口から表に返し、返し口をはしご縫いで縫う。ボタンをつける。
この作品は、2008年3月号『はんど&はあと』P15,17の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:南雲久美子