- 2014-4-8
- はんどカフェBlog, 読み物
深川あさりのスイーツラッピングギフト
[今回のテーマ]マスキングテープでポン・デ・ケージョをラッピング
文具や雑貨店でコーナーができるほど人気のマスキングテープ。さまざまな色柄や幅のものがあり、ラッピングの材料としては欠かせません。そこでスタイリストの深川あさりさんにマスキングテープを使ったラッピング方法を教えてもらいました。今回ラッピングするのは、ころんとした形がかわいいブラジル生まれのパン、ポン・デ・ケージョ。透明な袋に入れて中身を見せることで、ポン・デ・ケージョの形を生かしたキュートなラッピングになります。クッキーやフィナンシェなど、形がかわいい焼き菓子を包むのにもぴったりですね。
25~30cm長さのひもを用意し、幅の狭いマスキングテープ(写真のような2色のもの、または無地がおすすめ)を巻く。透明なラッピング用袋に「ポン・デ・ケージョ」を6個入れ、袋の口の中央を1か所ステープラーで閉じる。
これをかくすように幅の広いマスキングテープで袋の口全体をはさんで閉じ、テープの両端をはさみで切る。穴あけパンチでマスキングテープの上から2か所穴をあけ、ひもを通して穴から抜けないように両端をひと結びする。幅の狭いマスキングテープを好みの長さに切って袋を飾り、あれば飾り用のタグを木製ピンチでとめる。
マスキングテープを使ったラッピング3つのポイント
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製造業や建築の現場などで使われているマスキングテープですが、今ではラッピングや装飾用に、いろいろな色柄や幅のものが揃っています。今回は幅の違うものを使いました。
point2
麻ひもやラフィアひもにマスキングテープを巻きます。ひもを回しながら貼りつけるようにすると、上手に仕上がります。約5㎜幅で、2色のテープだと、きれいなしま模様に。
point3
マスキングテープは袋の口を閉じるほかに、好みの長さに切ってシールのように貼れば、袋のデコレーションも楽しめます。何本か並べて貼って、ストライプ柄にしても。
モチモチとした食感のポン・デ・ケージョは白玉粉で作ってもOK
ポン・デ・ケージョはキャッサバという芋の粉で作ったブラジル生まれのパンです。ポルトガル語で「チーズパン」の意味があり、外はカリッと、中はモチモチした独特の食感に日本でもファンが多いようです。キャッサバのでんぷんはタピオカとも呼ばれ、台湾生まれの「タピオカミルクティー」は球状に加工したタピオカを使ったドリンクで、日本でも話題になりましたね。ポン・デ・ケージョを手作りするときに、もちろんタピオカ粉を用意してもいいですが、近くのスーパーなどに置いてない場合は白玉粉でも代用できます。白玉粉はもち米からできた粉で、白玉だんごのほか和菓子の求肥(ぎゅうひ)に使ったりします。白玉粉で作ったお菓子のモチモチ感は、ポン・デ・ケージョの食感と似ています。生地にはチーズだけでなく、カレーやゴマなどを入れて、いろいろなアレンジを楽しむこともできます。透明な袋とマスキングテープでラッピングするなら、数種類のポン・デ・ケージョを作って詰め合せても楽しいですね。
この作品は、2013年5月号『はんど&はあと』P64~67の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:深川あさり