- 2014-8-27
- はんどカフェBlog, 読み物

暑い夏、冷たいデザートじゃないおやつのバリエーションが欲しい!でも、火を使うのは嫌。というときに覚えておくと便利な、電子レンジでできる大福もちの作り方を紹介します。小さくてコロンと丸い大福もちは、おもてなしのおやつや手みやげとしても喜ばれそう!生地の作り方を覚えてしまえば、いろいろな具を包んでOK。
まずは、市販のこしあんと生クリームを具にした基本の作り方を紹介します。慣れたら具にひと手間加えてみたり、生地を工夫してカラフルにしてみたりとアレンジを楽しんでくださいね。手順のコツは、最初に具となる材料を先に準備しておくこと。それから生地を作り、具を包んでいくとスムーズに大福もちを作ることができますよ。
電子レンジで簡単、もちもち食感の「大福」の作り方
※具を準備する
(こしあん+キウイ)
【材料】(6個分)
・こしあん(市販)…120g
・キウイ…3/4個
【作り方】
<こしあんの場合>
1.こしあんは6等分する。キウイは皮をむき、3/4個を6等分する。
3.キウイを1切れのせ、こしあんで包むようにして丸める。このとき、こしあんで全体を包まずに、キウイが見えるようにしておく。
(生クリーム+缶みかん)
【材料】(6個分)
・生クリーム…60ml
・砂糖…10g(大さじ1)
・みかんの缶詰…12粒
【作り方】
<生クリームの場合>
1.生クリームと砂糖をボウルに入れ、ハンドミキサーまたは泡立て器で、九分立て(泡立て器ですくったときに角がしっかり立つ程度)に泡立てる。
2.缶みかんを12粒分用意する。みかんは汁けをきる。
3.小さなカップなどを6個用意し、それぞれにラップを敷く。みかんを1粒ずつ入れ、生クリームを1/6量ずつスプーンですくって入れる。生クリームの上に、みかんを1粒ずつのせる。
4.ラップを巾着のように絞って丸め、再びカップに戻す。カップごと冷凍室で凍らせる。凍ったら、ラップをはずす。
※生地を作る
【材料】(6個分)
・白玉粉…100g
・水…120ml
・砂糖…大さじ1
・片栗粉(打ち粉用)…適量
【作り方】
5.耐熱のボウルに白玉粉を入れ、水と砂糖を加え、指でダマをつぶしながら、よく混ぜる。
6.ふんわりとラップをかけて、電子レンジで600wの強さで約2分(500wの強さで約 2分30秒)加熱する。
※加熱後はボウルが熱くなるので、布巾などを使って作業する。
7.一度取り出して、耐熱のゴムべらで混ぜる。再びふんわりとラップをかけて、電子レンジで600wの強さで約1分(500wの強さで約1分15秒)加熱する。
9.まな板に片栗粉をたっぷりふる。 8の生地をのせ、生地を手前に、半分に折って、なまこ形にする。
10.片栗粉をつけた手で、親指と人さし指で生地をつまむようにして、6等分にちぎる。
11.ちぎった生地は、それぞれきれいな面を下(まな板側)にして、片栗粉の上に、冷めるまで置いておく。
※具を包む
※写真は「こしあん+キウイ」だが、包み方はどの具でも同じ。
12.指に片栗粉をつけて生地をひとつ取り、指で中央をつぶすようにして、くぼみをつけながら広げる。
※下にしておいたきれいな面が外側になるように、上側の面にくぼみをつける。
13.12に準備しておいた具を、フルーツなどが見える面を下にして1個のせて生地で包む。
15.とじ目を下にして、手で転がして形を整える。同様にして、全部で6個作る。
もちもちの正体、白玉粉ってどんな粉?
今回、皮に使ったのは「白玉粉」という米粉の一種です。米粉ならではの独特の食感は古くから和菓子の素材として使われていて、小麦粉にアレルギーをもつ人にとっても優しい材料です。米粉には原料となるお米の種類や製法の違いで、いくつかの種類に分けられます。「上新粉」と呼ばれるものはうるち米が原料で、「白玉粉」と「道明寺粉」はもち米から作られます。もち米を一度蒸してから乾燥させて粗く引いたものを「道明寺粉」と言い、蒸さずに作るのが「白玉粉」です。白玉粉で作ったお菓子は、なめらかでもちもちとした食感が特徴で、今回紹介した大福もちを作るのにぴったりです。お鍋で蒸したりゆでたりせずに、電子レンジを使って作りますから、調理に火を使いたくない暑い季節にはもってこいのおやつ。ぜひチャレンジしてみてください。
この作品は、2010年7月号『はんど&はあと』P65、66、67の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
お菓子制作:本間節子(ほんませつこ)http://www.atelierh.jp/