さわやかドリンク!ミントティー&ジンジャーシロップの作り方

ミントティー

清涼感たっぷりのミントを使って、暑い時期にぴったりなドリンクを作ってみましょう。簡単なのはミントにお湯を注ぐだけのミントティー。ティーポットにミントの葉をひと握り分入れて、カップ2杯分の熱湯を注ぎます。ふたをして約1分待つと、香り高いミントティーができ上がります。飲み終わったあとに口の中がすっきりするので、食後に飲むのがおすすめ。すっきりと感じるのは、ミントにメントールという成分が含まれているからです。「すっきり」をうたい文句にした、ガムやキャンディーなどの成分としてお馴染みかもしれませんね。ミントは胃腸の調子を整える作用があると言われていて、暴飲暴食などで胃腸が疲れているときには消化を助けてくれるそうです。食欲がないなと感じたら、ミントティーを飲んでみるのもいいかもしれません。

ミントティーといえば、モロッコのミントティーが有名です。モロッコではもともとミントだけのミントティーを飲む習慣がありました。18世紀初頭のころ、中国から緑茶が伝わり、ミントと緑茶を煮出してたっぷりの砂糖を加えて飲み始めたそうで、今では日本でいうところの「茶道」のようなお作法もあるのだとか。ミントティーは今ではモロッコの国民的飲み物になっていて、おもてなしの習慣のひとつ。モロッコに旅行に出かけることがあれば、ぜひモロッコティーを味わってみたいものです。

 

ミントジンジャーシロップの作り方

ジンジャーシロップ

ミントとしょうがで作るミントジンジャーシロップをストックしておけば、いつでもおいしいミントドリンクが楽しめます。炭酸水で割れば、ミントの香りがさわやかな、ジンジャーエールのような味になります。シロップはほのかなピンク色。後味がすっきりするので、暑い日の喉を潤すのにぴったりです。

 【材料】
・ミント…50g
・しょうが(皮をむき、薄切りしたもの)…50g
・砂糖…150g
・水…200ml
・レモン汁…1/2個分

【作り方】
鍋にしょうがと砂糖、水を入れ、火にかける。沸騰したら、ミントを入れて10分煮る。レモン汁を入れて再び沸騰したら、火を止める。茶こしでこし、熱湯で消毒をしたびんに入れて保存する。飲むときは、シロップに対して約4倍の量の水や湯、炭酸水、ビールなどで割る。

【保存期間】
冷蔵室に入れ、10日くらいで飲みきりましょう。

 

 

この内容は、2009年6月号『はんど&はあと』P69の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
指導:植草桂子(うえくさけいこ)

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