カットしてストックしておくと便利!秋モチーフの切り絵

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モチーフをカットするだけの切り絵は、たくさん切ってストックしておくと便利です。例えば、手紙を入れた封筒にそっと忍ばせておけば、封を開けたときにもらった人がきっと喜ぶでしょう。また、封をするときにも切り絵が活躍します。手紙のほか、ラッピングに使っても素敵ですね。見た目がシンプルな封筒には、ひと工夫加えるだけでおしゃれ感がぐんとアップします。手軽に季節感が出せるのも便利です。秋なら紅葉やキノコなどのモチーフを切り絵にしてみましょう。紙はどんなものでも構いません。赤や黄色の色紙を使ってもいいですし、お気に入りのショップのバッグや包装紙をとっておいて使うのもいいでしょう。

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切り絵の基本のテクニック

まずは切り絵の基本を紹介しましょう。図案は自分の好きなものを用意してください。秋ですから、いちょうや紅葉のほか、キノコやドングリなども簡単にできそうです。
【材料・道具】
紙(好みのもの)、トレーシングペーパー、セロハンテープ、鉛筆カッター 、 カッティングマットなど下に敷くもの

【作り方】
1.図案にトレーシングペーパーを当てて、鉛、筆で輪郭線をなぞり下絵を作る。
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2.紙に1の下絵を重ね、トレーシングペーパーの端を裏側に折り、セロハンテープでとめる(あとではがすため、 軽くとめる。)
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3.下絵の線に沿って、下絵と紙を一緒に切る。
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紅葉はなぜ起こる?

秋の行楽のひとつ、紅葉狩り。山肌が赤や黄色に染まっていく景色は、本当に見事ですね。秋に旅行に出かけるなら、思い出を記したはがきに紅葉の切り絵を貼って、大切な人に届けたくなります。日本は縦に長い列島ですので、春には桜前線が南から北へ北上するのとは逆に、秋には北海道から紅葉がはじまり、どんどん南下していくのが紅葉前線です。紅葉は、明け方の気温が8度を下回るころから始まるのだそう。これは、落葉樹が冬への準備をしている合図なのです。気温が下がりはじめて冬が来ることを察知した木々は、葉を落とすために糖分や水分の供給をやめます。そこで糖分が行き渡らなくなった葉は葉緑素が壊れ、黄色が表に出てきます。これがイチョウなどが葉を黄色く変化させるしくみです。赤く染まるのは、葉の中にアントシアニンという色素が増えるためと言われています。
毎年「今年の紅葉は昨年よりキレイ」などと美しさを競う言葉を聞きますが、紅葉が美しく色づくための 3つの条件、昼夜の気温差、充分な日照、適度な湿度がそろうと、キレイな紅葉になるのだそうです。ちなみに、ダムや湖の周辺に紅葉の名所が多いのは、ダムや湖はだいたい山間部にあるので昼夜の気温差が大きく、日中は水面からの照り返しがあり日当たりもよい、さらに水分も充分という条件がぴったりだからとも言われています。
紅葉を楽しんだら、ぜひ消しゴムはんこを作ってみてくださいね。お子さんと一緒にペタペタスタンプするのも、きっと楽しい秋の思い出になりますよ。

 

 

 

この作品は、2006年9月号『はんど&はあと』P8の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:くまだまり

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