リボン、ポンポンが主役級の存在感!「モチーフつきシュシュ」の作り方

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細い袋シュシュに大きなモチーフをつけた2種類のシュシュの作り方を紹介します。ひとつめの「リボンシュシュ」は、手芸用化繊綿が入った、ふかふかのクッションのようなリボンをつけました。シンプルなヘアアレンジのアクセントにぴったりです。もうひとつは、裂き布で作るポンポンをつけたポンポンシュシュ。袋シュシュの色を替えて作ってもかわいいですよ。モチーフが大きいので、髪が短い人もアクセサリーとして楽しめます。また華やかな雰囲気なので、シュシュが好きな友達にならプレゼントしても喜ばれそうです。

 

「リボンシュシュ」の作り方

【材料・道具】(1個分)
※基本は大。
リボン部分
木綿地(マルチボーダー )a11cm×7cmを2枚、b4cm×6cmを1枚

シュシュ部分
木綿地(生成り)c 110cm×6cm(110cm幅地を使用)

共通
・直径0.3cmの丸ゴム 20cm
・手芸用化繊綿 適量
ミシン、ミシン糸(白)、まち針、縫い針、縫い糸(白) ペン型チャコ、定規、裁ちばさみ、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、ゴム通し

【作り方】
※単位はcm。
1.木綿地(生成り)cで、「袋シュシュ」135を参照し、細い「袋シュシュ」を作る。

2.リボンを作る。
①木綿地(マルチボーダー)a2枚それぞれの裏側0.5cm内側にでき上がり線を引く。
※角は少しまるく線を引く。

②①を中表(布の表側どうしを合わせる)に重ね、返し口を残してぐるりと1周縫う。
※縫い始めと縫い終わりは返し縫い。

③②の縫い代の4つの角をカットする。
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3.①2を返し口から表に返し、手芸用化繊綿を、左右に均等に入れ、返し口の縫い代をはしご縫いでとじる。
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②中央を上下から押さえ、縫い糸を巻きつけてきつくしばる。
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4.①木綿地(マルチボーダー)bを、左右、上の順にそれぞれ裏側に折り、アイロンで押さえる。
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②①を3のリボンの中央に巻きつけ、図のようにまつりつける。
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1のシュシュ部分を、はぎ目(★)が②の縫い目部分に対して直角になるように合わせて、図のようにかがりつける。
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「ポンポンシュシュ」の作り方

【材料・道具】1個分
ポンポン部分
・木綿地(グリーン系の花柄)a110cm×20cm
・木綿地(藤色の無地)110cm×10cm

シュシュ部分
・木綿地(グリーン系の花柄)b110cm×6cm
※木綿地は110cm幅地を使用。
・直径0.3cmの丸ゴム 18cm
ミシン、ミシン糸(白)、まち針、縫い針、縫い糸(生成り) ペン型チャコ(消えるタイプ)、定規、裁ちばさみ、糸切 りばさみ、アイロン、アイロン台、厚紙(10cm×10cm)、 ゴム通し

【作り方】
※単位はcm。
1.「袋シュシュ」135を参照し、木綿地(グリーン系の花柄)bで細い袋シュシュを作る。
2.ポンポンを作る。
①木綿地(グリーン系の花柄)aに、横の織り糸に沿って、端から約3cmの切り込みを2cmごとに裁ちばさみで入れる。

②①の切り込みから両手で一気に裂き、裂き布を10枚作る。

③①、②と同様にして、木綿地(藤色の無地)で裂き布を5枚作る。
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3.①厚紙に、右側から2-③の無地布1枚を少しずらして巻きつけてから、2-②の花柄布を2枚重ねて同様に巻きつける。これを5回繰り返して裂き布すべて重ねる。
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②厚紙をはずし、上下中央を縫い糸できつくしばり、固結びする。①の上下の「わ」を裁ちばさみで切る。

③②の布を広げ、布端を裁ちばさみでカットして、直径約7cmのボール状に形を整える。
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4.3のポンポンに巻きつけた糸に、1のシュシュのはぎ目(★)が直角になるように合わせて1のシュシュの上下の端をかがりつける。
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シュシュを作って春のティータイム

ソーイング好きならきっと誰もが「夢中になりすぎる」という経験があるかもしれませんね。今回紹介したシュシュは作り方も簡単なので、ついつい2個3個と作り続けてしまいそうです。そして気づいたら肩と腰がカチコチでつらい…。そんなふうについ夢中になってしまうなら、最初に「ひとつ作ったら休憩する!」と決めておくといいかもしれませんね。

作品作りの途中で休憩するときにはコーヒーや紅茶を飲むのが定番かもしれませんが、たまにはアレンジドリンクを楽しんでみてはいかがでしょうか。たとえばスパイス入りミルクティーのチャイは、気分をホッとさせるのにぴったりです。ちなみに日本でメジャーなのは、紅茶の茶葉にシナモンやカルダモンなどのスパイスを入れて煮込んだ、インドのマサラチャイ。スパイスの組み合わせによっていろいろな風味が味わえますが、ひとつひとつのスパイスを揃えるのが面倒であれば、すでにスパイスを調合している「チャイマサラ」を使うと手軽にできますよ。
おいしいチャイで休憩しながら、いろいろなシュシュ作りを楽しんでください。

 

 

 

この作品は、2012年3月号『はんど&はあと』P31、34、35の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:馬場柚香里

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