ナチュラルカラーでコーディネート!春のインテリアレッスン

sg_016p017p_03

ベージュ、白、茶色を組み合わせたナチュラルカラーは、春のお部屋を安らぎの空間に変えてくれる、人気のコーディネイトカラーのひとつです。お部屋の印象を左右するカーテンや、マット、クッションなどをナチュラルカラーのファブリックに変えて、春らしいお部屋に衣替えしてみませんか?でも、この3色の組み合わせは、ともすれば地味になりがちです。そこでナチュラルカラーを使って素敵な空間に変身させるコーディネイトの5つのポイントを、スタイリストの南雲久美子さんに教えてもらいました。

[ポイント1]
布ものはベージュと白の明るめのトーンでまとめて
メインカラーになるベージュは、春らしくワントーン明るめを選んで。レース素材をプラスして、表情をつけるのがポイントです。
sg_017p17_03

 

[ポイント2]
カーテンはベージュ×白の好みの柄で楽しんで!
コントラストの弱い組み合わせなので、大柄でもOK。カーテンクリップにレーステープを数本一緒にはさみ、ニュアンスを添えてもおしゃれ。
sg_017p18_03

 

[ポイント3]
茶色の雑貨で空間をピリッと引き締めて
雑貨で茶色をポイント使いすると、空間が引き締まります。また、木、紙、陶器など素材の違うものを並べれば、同じ色合いでも、単調な印象にならずに◎。
sg_017p19_03

 

[ポイント4]
ナチュラルカラーの空間にはグリーンで色味を添える
白い花で表情をプラスしたり、グリーンで色味を添えましょう。グリーンは主張の強すぎない、葉の小さいタイプがおすすめです。
sg_017p20_03

 

[ポイント5]
アルミやブリキなどのメタリック素材をミックス
布や木などのナチュラル素材だけでまとめるのでは、無難すぎ。メタリックなものを加えると、メリハリの利いた空間に仕上がります。
sg_017p21_03

 

空間の機能に合わせてそれぞれのカラーコーディネートを

みんながくつろぐリビング、食事をするためのダイニング、ぐっすり眠りたいベッドルーム、清潔を保ちたいトイレなど、お部屋の用途によってインテリアの色を考えると、より快適な空間になります。リビングは家族がくつろいだり、お客様が訪れたりするので、明るくて落ち着いたイメージにまとめるといいでしょう。ベッドルームもゆったりと過ごしたいお部屋なので、ベッドカバーとカーテンを同系色でまとめるなどあまり色数を使わない方が落ち着けそうです。また、良い睡眠をとるには青や緑色がおすすめなのだとか。ダイニングでは楽しい気分で食事をしたいので、赤や黄色などの暖色系の色が向いています。最近はリビングとダイニングが兼用というお宅も多いですが、食事のときは暖色系、ティータイムにのんびり過ごしたいときにはナチュラルカラーでと、シーンによってテーブルクロスの色を変えるというのもいいですね。またトイレは清潔感を保ちつつ、リラックスしたいので、こちらも落ち着いた色を取り入れたい空間です。またトイレが家の北側にある場合、空間全体が暗くなりがちなので、明るい色を取り入れてすっきりとまとめるといいでしょう。

 

この作品は、2010年4月号『はんど&はあと』P16~17の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:南雲久美子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Tag:
ページ上部へ戻る