ノルディック柄の北欧風ニットアイテムで冬のあったか暮らしをはじめよう

ニットバック

憧れの北欧デザイン

建築やインテリア、食品などのパッケージデザインやテキスタイルなど、さまざまな分野で最近注目の北欧デザイン。子ども用玩具で有名なレゴや童話作家のアンデルセンが生まれたのはデンマーク、ムーミンの生まれ故郷といえばフィンランド、フィヨルドの海岸線が見事なノルウェー、北スウェーデンに位置するラップランドはオーロラが観測できる場所としても有名です。街並みの景色も北欧らしさがただよい、素敵なデザインをめぐる旅行先としても人気を集めています。
スカンジナビア半島を中心とする北欧地域はかつて氷河地帯で、氷が解けだしたころから人が移り住むようになったといわれています。高緯度であることから夏は短く、長い冬も日照時間が短いため、人々は家の中で快適に過ごすことこそが、楽しい人生を送るために必要なことでした。北欧デザインの特徴のひとつが、長く暗い冬を明るく過ごすためのデザインと機能美といわれています。豊かな自然との共存も多くの北欧デザインのなかに活かされていて、自然のモチーフが使われることも多いそうです。

 

北欧デザインの代表的なノルディック柄

長く厳しい冬の間は室内で過ごすため、北欧諸国では手工業が盛んにおこなわれてきました。編み物もそのうちのひとつです。ニット製品によくみられる「ノルディック柄」とは、「北欧の」「北欧風の」という意味で、雪や雪の結晶、トナカイやもみの木といった動植物をモチーフにした伝統的な編み込み模様のこと。生成りに赤や紺、緑などのはっきりとした色使いで編み込んでいきます。
ここでは、ノルディック柄の生活アイテムのニット作品を紹介しましょう。

 

ノルディック柄のニットバッグ

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見ているだけで温かな気持ちになりそうなニットバッグ。生成り×赤で大人ガーリーな雰囲気で、近所にちょっとしたお買いものに出かけるのに重宝しそうなデザインです。

 

ノルディック柄のニットポシェット

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ニットバッグの持ち手を肩がけにアレンジしたポシェット。子どもの斜めがけバッグにもなりそうです。

 

ノルディック柄のニットポーチ

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ニットバッグに革の丸紐と革端切れをプラスすれば、きゅっと絞れる巾着型のポーチになります。バッグの中を整理するための、バッグインバッグとしても活躍しそう。

 

ノルディック柄のニットマット

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ニット地に内袋用の生地をぐるりとミシンで縫い合わせると、ティーマットになります。
冬のほっこりしたティータイムの雰囲気にぴったりです。雑貨を飾ってもかわいいですし、バスケットカバーとしても使えます。

 

ノルディック柄のミニ湯たんぽカバー

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キルティング地と合わせて仕立てれば、ミニサイズの湯たんぽカバーに。

 

 

 

この作品は、2012年11月号『はんど&はあと』P6〜8の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:せばたやすこ

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