- 2015-6-24
- はんどカフェBlog
4ピースをはぎ合わせたパッチワークにバイアステープで縁どるだけで、かわいいコースターが完成します。「バイアス」とは、英語で「斜め」という意味。布目に対して、斜め45度に裁ったものをバイアス布といいます。バイアス布に使いやすいように織り筋を入れて、テープ状にしたものがバイアステープです。布目と同方向に裁ったものと違って、布がのびるため、縁取りやすそ上げのときに利用すると、きれいに仕上げることができます。手芸店などではバイアステープを販売していますが、今回は同じ布をコースターの裏側にも使っておしゃれに仕上げました。バイアステープをお店で購入する時は、両端が折ってある2.5cm幅の「両折りタイプ」を選んでください。
バイアステープがアクセントの「コースター」の作り方
【ピースの型紙】
※単位はcm。
※型紙を作り、ピースを揃える(「型紙を作り、ピースを裁つ」参照)。
【材料道具】
※〈〉内はbの場合。指定以外は共通。
・表布:ピースa〜d各6cm×6cm〔a・d(水色に白の水玉〈茶色に白の水玉〉)、b・c(ベージュに白の小花柄)〕
・裏布:(白に水色の小花柄〈白に茶色の小花柄〉)10cm×10cm
・バイアステープ用布:(白に水色の小花柄〈白に茶色の小花柄〉)35cm×35cm
ペン型チャコ(消えるタイプ)、定規、まち針、縫い針、裁ちばさみ、糸切りばさみ、アイロン、アイロン台、縫い糸(ベージュ)、厚紙 幅3.5cm×20cm
【作り方】
※aで解説しています。単位はcm。
1.「ピースワークをする」の1〜11を参照して、下図のように、①、②の順にピースをはぎ合わせる。
パッチワークの順序と表布の完成図
2.バイアステープを作る。バイアステープ用布を布目に対して、両角が45度になるように折り、折り筋をつける。
3.2の折り筋の上にペン型チャコで線を引き、その線と平行に4.5cmあけて線を引く。線に沿って、カットする。バイアス布(幅4.5cm×長さ約50cm)の完成。
4.3の裏側を上にして置き、長い辺の端に厚紙(3.5cm×20cm)の長い辺の端を揃えてのせる。揃えた布端と逆の布端(●)を、厚紙に沿ってアイロンで押さえながら、裏側に折り、折り筋をつける。
5.4で折った部分を一度開き、折った方の布端(●)を手前にして厚紙と端どうしを揃える。4と同様に反対側の布端を折る。
6.斜めになっている端をカットする。2.5cm幅のバイアステープの完成。
7.1の表側の周囲内側1.1cmにペン型チャコででき上がり線を引く。1と裏布を外表(表どうしが外側になるよう)に合わせて、まち針で数か所をとめる。
8.6のバイアステープの折り筋を開き、端を1cm裏側に折り(◎)、でき上がり線とバイアステープの折り筋を合わせてまち針でとめ、ぐし縫いをする。
※ここではわかりやすいように紺の糸を使用しています
9.でき上がり線の角(▲)まで縫う。
【point】
必ず、でき上がり線の角に針を出しましょう。角がしっかりと出て、きれいに仕上がります。
※糸はバイアステープの裏側に出します。
10.角(▲)まで縫ったら、バイアステープを上側に折る。
11.10の折り目を押さえながら、◆の位置から下側に折り返す。
12.針を、10の▲の際に入れて次に縫う辺の角(★)にバイアステープのみをすくって針を出す。
13.9〜12と同様にして、バイアステープを折りながら1周縫う。縫い終わりは縫い始めのバイアステープに1cm重ねて縫う
14.バイアステープを、縫い代をくるむようにして、表側の角の部分を整えながら裏側に返す。
15.1辺を折り、まち針でとめる。
※左側の角(■)は斜めに折ります。
16.バイアステープの角(■)を内側に折り、まち針でとめる。同様に1周折り、まち針でとめる。
17.表側に針目が出ないように、1周まつり縫い(たてまつり)をする。縫い終わりはバイアステープの際で玉留めをし、一度バイアステープの中に針を入れて少し離れたところに出し、少し糸を引き気味にして切り、糸端をかくす。
【point】
8〜13でバイアステープを縫いつけたときに、裏側に出たぐし縫いの縫い目をかくしながら、まつりましょう。
この作品は、2007年5月号『はんど&はあと』P20、21の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:せばたやすこ