パッチワーク初心者でも簡単、パッチワークテープでクッションをアレンジ

クッションカバー

好きな布をつなげて作るパッチワーク。色の組み合わせや縫い合わせのデザインで、まったく異なる印象になるパッチワークは、人気のソーイングのひとつです。よく耳にする「パッチワークキルト」は、パッチワークした布と下布の間に芯をはさんで、三層に縫い合わせたものです。そんなパッチワークをやってみたいけど、お裁縫が苦手だったり時間がないという人にまずトライしてもらいたいのが、パッチワークテープ。これは手近にある端切れを、縦の長さを揃えてカットしてつなぎ合わせるだけなのでとても簡単。無地のクッションカバーや枕カバーなどに縫い付けて、市販のもののリメイクを楽しむことができます。
まずはパッチワークテープの作り方を紹介しましょう。

 

パッチワークテープの作り方

「端切れで簡単!パッチワークテープを使って寝具を私らしくリメイク」を参照

 

クッションカバーにパッチワークテープを

パッチワークテープを、クッションカバーのアクセントに縫いつけてみましょう。パッチワークテープの印象を決めるのは布の色と柄ですが、色や柄を違う布を組み合わせるときには、柄布の間に無地の色を入れることです。違う色や柄が隣り合わないことでケンカすることを避けて、まとまりのあるパッチワークテープになります。クッションカバーにはポイントとしてつけてもいいですし、たくさんつけるのもにぎやかで素敵です。

 

カントリーカラーのパッチワークテープを作っても◎

いろいろな布がたまってきたら、色のテーマを決めてパッチワークテープを作るのも楽しそうです。そこで参考になりそうなのが、世界の国のイメージカラー。例えば日本なら、武士が縁起を担いだ「勝ち色」として有名なブルー、国旗にも使われているレッド、古くから高貴な色として伝わるヴァイオレットなどがあります。ほかにもフランスは赤・白・青のトリコロールカラーが有名ですね。ヨーロッパのスカンジナビア半島の東側に位置するスウェーデンといえば、スウェデッシュ・ブルーと呼ばれる青と、黄色がナショナルカラーなのだとか。この2色は国旗にも採用されていて、青色は澄んだ空の色やバルト海の青を表している、など諸説あり、黄色はキリスト教・自由・独立といった意味があるとも言われています。
シンプルな布製品に、端切れで作った好きな柄のパッチワークテープを縫いつけて、楽しい作品を作ってみてください。

 

 

 

この作品は、2008年11月号『はんど&はあと』P14、15の記事を編集/加筆したものです。転載、記事のコピーはご遠慮ください。
作品制作:小幡小織

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